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2016年07月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 試される海上の法秩序

 オランダ・ハーグの仲裁裁判所は12日、南シナ海での中国の海洋進出は違法との判決を出した。フィリッピンが国際海洋法条約に基づき提訴したもので、中国は1996年に同条約を批准している。仲裁裁判所の判決に拘束力はないが極めて重要な判決である。海上の法秩序を維持するためには、直ちに、「この判決には従わない」とした中国に対して、力の支配ではなく、国際法の支配に従うよう説得する圧力をかけ続ける必要がある。

 仲裁裁判所の判決は①中国が独自に設定した「九段線」には主権、管轄権、歴史的権利を主張すべき法的根拠はない②南沙諸島で中国が実効支配する場所は排他的経済水域(EZZ)に設けられる「島」ではなく、EZZを主張できない、等など。中国内部にもこれらの判決に中国は従うべきだとの意見もある。

 当然、米国、オーストラリア、日本などは国際法を守らせるべく、中国との直接接触を避けつつ圧力をかけてきたが、これまで欧州を含む、アジアの周辺諸国は中国との経済関係に配慮して中国の力の支配を見逃してきた経緯がある。しかしながら、欧州やアジアの関係諸国も今回の判決を無視するわけに行かず、当面中国は孤立を深めることになろう。圧倒的な中国の経済的影響力にも陰りがみられる事から、インドネシア、ベトナム、マレーシア等の対応が注力されている。日々是好日。

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