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趣味　

2016年07月10日
テーマ：テーマ無し

　謡曲練習（清水先生）

　雨の中、大崎の清水先生のご自宅にレッスンに出かけました。私の前の生徒さんが練習中のところで、少し練習の順番待ちをします。「海士」の第五回目の練習です。先日丁度、清水先生シテ役、能「海士」を観てきましたので練習も一味違います。何事も芸事は奥が深く、夫々の物語の状況設定を理解したうえで、登場人物の気持ちと場面に応じて謡うのは、作者の気持ちを完全に理解しないと出来ません。

　さて、来週からは清水先生は一週間、ニューヨーク公演のために出張だそうです。「能」が海外で公演され、どの程度理解されるのか、私には想像も出来ません。言葉の問題は所詮日本語でも「古語」ですから、分かりずらいので大したハンディ・キャップではないかも知れません。仕舞は動きが全く理解できないでしょう。私も分かっていません。笛、太鼓、小鼓の音曲は異質なものへの興味を感じて貰えるかもしれません。しかし、総合芸術としてどこまで理解してもらえるかには疑問が残ります。しかし、十分理解できなくても、海外公演が成立することはやはり凄いことだと思います。日々是好日。

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