メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

吾喰楽家の食卓

一番 

2016年04月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

先日、生家に泊まった日の翌朝、偶々、樋口一葉に関わる方の家の前を通った。
彼女は25歳で亡くなったが、独身だったので直系の子孫はいない。
その方は、傍系の子孫になるが、印税の継承者だった。
曖昧な記憶だが、何年か前に著作権は切れたはずだ。
家は改築中で、昔の面影が全くない。
一葉の著作と云えば、「たけくらべ」や「にごりえ」が有名だが、読んだことはない。
そのとき、高校時代の、ある出来事を思い出した。

小学校を入学してから、社会人になるまでの間、学校の成績は、一番にはほど遠かった。
勉強だけでなく、運動もである。
小学校の運動会で、徒競走で一番は考えられなかった。
ビリを免れれば、善戦だった。
ところが、高校時代、一度だけ一番を取ったことがある。
一年生から三年生まで、全校生徒を対象にした「実力試験」があった。
全学年が、同じ問題に取り組むのだ。
古文の試験で、「たけくらべ」が出た。
不思議なことに、読んだことがない文章だったが、スラスラと解けた。
千数百人の中で、ぶっちぎりのトップだった。
二位に、百点満点で二十点の差をつけた。
全校昼礼で点数を発表した時、どよめきが起こった。

昨日、久しぶりに一番を取った。
四半世紀以上も通っている、総合病院の受付番号のことだ。
定期通院日だったが、前夜はブログの準備をしないで寝てしまった。
朝餉の片付けを済ませると、ブログを書くには、少し時間が足りなかった。
病院へ行くには早すぎたが、出かけることにした。
スマホを使って、病院の待合室から投稿することにしたのである。
待合室には、既に一人来ていた。
受付開始を待つ間に、ブログを投稿した。
再診自動受付機は三台あるので、タッチの差で一番になった。
受付番号が一番でも二番でも、何の意味もない。
高校時代の一回だけの経験を除くと、一番には無縁の人生を送って来た。
今回の一番が、何とも嬉しく感じた。

   *****

写真
4月25日(月)の昼餉(よもぎ饂飩)と夕餉(名古屋コーチン)



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

私は、足だけでなく、手も遅かったですよ。(笑)
零点の経験もあります。
高校一年の物理は、手も足も出ませんでした。
それで、進路変更したんです。

弁論大会で一位とは、凄い!

2016/04/26 09:02:40

さん

おはようございます。

私の一番は徒競走。
しかし、スタートのピストル音に驚き、一回飛び上ってから走るので、偶に三位になった事も・・・(笑)
勉強は、親が煩かったので、大体学年で十位以内はキープしていましたが、一位にはなった事がありません。
高校の時に反発し、一回だけ答案を白紙でだし一を貰った事があります。

全校で一位は弁論大会ですね。
何にしても、朝礼台に向かい、表彰状を貰うと嬉しいものです。

2016/04/26 08:43:47

PR







上部へ