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3月21日 自然愛好友の会オフ 朝比奈切通・名越切通(3/6) 

2016年04月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

[十二社果樹園〜やまなみルート〜久木大池公園]

10時43分、果樹園の門の前に着く。寸前に果樹園から小形トラックが下って来たが、到着時には車の門は鍵が掛けられ、人のみの門は開放されていた。果樹園には梅も多いので1月ほど前は賑わったかも知れないが、この日は5人ほど出会っただけだった。果樹園の案内図付きの立て札には「この土地は、地主の方のご好意により財団法人鎌倉風致保存会が一般に公開しているものです」と書かれていた。園内では多分プラムだろう純白の整った5弁花を付けた木と、サンシュユの黄色の花木が1本ずつ、そして果樹の根本に咲くムラサキハナナやハコベの花が見られただけだった。途中に無人のベンチなどもあったが、果樹園の中の最高点の展望台に直行することにした。尾根に出て急な階段を登ると送電線鉄塔があって展望が効く所がある。前日の天気予報では9時以降は晴れだったのだが、空はどんより曇ったままで暗い。景色もぼんやりだった。鉄塔付近にはベンチなどは無かった。真北に伸びている尾根に道があり、探ってみると100mほど先が案内図に書かれている標高149mの展望台で、ベンチとテーブルがあった。ぼんやりとした眺めだったが、尾根越しに東京湾に浮かぶ大形船も見えた。反対側は天気が良ければ富士山も見えるそうだが、遠望は効かない。時刻は11時5分になっていた。朝比奈バス停から、腰をおろして休んでいなかったので、ここで休憩にした。

展望台で20分弱休憩して出発。送電線鉄塔のところを、左に行くと途中で立ち寄った熊野神社に至る尾根道になる。自分達はその逆方向に行くので、先ほど登った階段を下ったあと、果樹園の上の尾根を進む。展望台から5分、果樹園を離れ切通しを下って、鎌倉市と逗子市の境界尾根に出る。間もなく尾根道の左側に古いコンクリート壁が現れる。ところどころ赤錆びた鉄筋が剥き出しになっている。尾根の逗子市側は、アメリカ軍の池子弾薬庫と居住地になっているが、このコンクリート壁はインターネットで旧海軍弾薬庫の遺跡という記事も見かけた。6分ほどコンクリート塀は切れた。尾根筋は自然林で、様々な樹木があり、明るく感じが良い。咲きかけたヤマザクラも見られた。笹薮のトンネルになっている場所もあった。尾根道は大きなアップダウンは無く歩くのは楽だった。途中で二人連れのMTBライダーとすれ違ったが、乗車できる箇所はあまり無さそうだった。

コンクリート壁の先の尾根の逗子側は太い針金や有刺鉄線が張られたフェンスになる。ところどころに「米国政府施設 立入禁止」の札が付けられていた。池子弾薬庫のエリアである。道端にナツトウダイが群生しているところがあった。目立たない茶色の花の蕾を付けていたが、黄緑の細長い葉の上ににわか雨の雨粒が並んでいるのが面白かった。11時56分、送電線鉄塔を囲むフェンスに、案内板が取り付けられている所に来た。右の矢印の案内板には「清寿園・ハイランド」と書かれている。これを進むと尾根を下って、鎌倉逗子ハイランドの住宅地の端にある、特別養護老人ホームの清寿園に出る。左の矢印の方は「久木大池」と書かれている。ここは久木大池への道を進む。しばらくは、尾根道が続くが8分ほど尾根を下っていくと久木大池への下山口に着いた。その先も尾根に踏み跡が見られたが、指導標には「行き止まり」と書かれていて、「周囲は住宅地です。私有地には立ち入らないでください。」という立て札もあった。指導標の逆側の歩いて来た道の方向は「やまなみルート」と表示されていた。インターネットの情報を見ると、「行き止まり」と書かれている道も進めば、実際には久木中学校脇に下れるらしい。尾根から、沢状になった急な階段道を久木大池に向かって下る。泥濘んでいるところもあって、この急坂は歩きにくかった。

12時13分、久木大池の脇に出る。歩いて来た「やまなみルート」の尾根の大池を挟んだ反対側は、鎌倉逗子ハイランドの大きな住宅地が広がっているが、池のある谷はかなり深いので、山深い場所にある池の雰囲気がある。周囲の山肌は、新緑にはまだ間があるが、半分は照葉樹の緑が見られた。池は逗子市の「久木大池市営公園」として整備されていて、歩道脇には東屋があった。ちょうど昼時になっていたので、年配の男性が一人休んでいた東屋で食事にした。池は2つに別れていて、奥には湿地に木道もあるそうだが、東屋付近からは下の池が谷の奥に続いている様子しか見えない。
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写真は、「十二社果樹園入口とやまなみルート」「久木大池公園」



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