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流老記

魔法の言葉 

2016年03月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

朝から晴れ、で
花冷えだろうか、まだ寒い。

ギックリも、首の寝違えも、
今朝になって改善。

少し安静にしていればいいものを
太陽に誘われ
商店街まで降りる。

食べ尽した非常食やら何やらを
補充しとかないと
またこんな目にあったら最悪じゃん。

水やらのペットボトルが
重いのなんの、
坂の登りがキツイぜ。

ゆっくりゆっくり、
休み休み登り、途中の小さな公園で一休み。

誰も居なければ煙草を一服するのだが
あいにく
母親と小さな子供の親子が二組居る。

少しして
子供のひとりが三輪車でコケ、
大泣きし始めた。

すかさず母親が抱き上げ
痛いの痛いの、飛んでけー、と
魔法の言葉であやし始めたが
泣きやまない。

思い起こして…
我が幼少の頃は
たんこぶが出来ようが血を流そうが
ツバを付ければ治るし
男がいつまでも泣いてるんじゃない、と
叱られたもんだ。

一度でいいから
痛いの痛いの、飛んでけー、なんて
母親に言われたかったなあ。

もし抱きかかえて
優しく言われていれば
もっと素直な良いオッサンに成れたかも。

30を過ぎた頃、
あなたと居るとホッとする、なんて
魔法の言葉を掛けられ、すぐに落ちた。

それからしばらくして
女の膝枕で濡れタオルを当て
虫歯の痛みに耐えていたとき、
痛いの痛いの、飛んでけー、を聞いたが、
ザケンナヨ、と怒ったっけ。

どんな魔法の言葉も
歯痛には効かないわさ。

魔法の言葉を操る
魔法使いにもなれず、
魔女にも出会わない、近頃ではある。



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