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吾喰楽家の食卓
旧友との忘年会
2015年12月06日
テーマ:生活
“中トリ”に間に合った。
桂伸治の演目「片棒」は、最近、別の二人の噺を観ている。
それぞれに特徴があり、観比べるのも悪くない。
“くいつき”は、講談の神田紅だった。
仲入り後の最初に出る芸人を、そのように呼ぶ。
ざわついているので、講談のような色物や、腕のいい若手噺家が勤めるそうだ。
“ヒザ”は、売り声の宮田章司だった。
トリの前の出演者のことだ。
売り声だけを生業にしている、日本で唯一の芸人らしい。
高齢だが、素晴らしい声だ。
納豆、シジミ、金魚などお馴染みの売り声を披露した。
珍しいのは、吉原の案内図売りだ。
そもそも、そのような商売があったのを知らなかった。
虫売りと風鈴売りは、売り声がないそうだ。
虫の鳴き声や、風鈴の音そのものが、売り声だという。
“トリ”の三笑亭茶楽は、初めて観る噺家だ。
噺家の名前だけでなく、演題の「たちきれ」も知らなかった。
八百人くらいいるらしいので、知らない噺家がいても不思議ではない。
マクラを観た限りでは、さほど魅力的な噺家ではなかった。
ところが、噺に入ると、気合が入った。
贔屓にしたい噺家の一人だ。
永田町駅から四ツ谷駅までの一駅で、落語から忘年会に気分を変えた。
忘年会の会場は、会員制のレストランだった。
店の前の歩道で、二人の仲間に会った。
中に入ると、すでに三人が飲み始めていた。
レストランではあるが、会員制だからか、初めて経験する雰囲気だった。
洋風の高級居酒屋という風情だ。
出席者は、男ばかり十五人。
当時の中等部は、男子校だった。
定刻、ビールで乾杯して、会が始まった。
ビールの次は、ボージョレ・ヌーボーに移った。
余り酔わないうちにと、自己紹介が始まった。
聴いている内に、事情が判ってきた。
元々は、B組の集まりだった。
出席者を増やそうと、A組の私も誘われたという訳だ。
三組しかないので、異なる組でも、顔は知っていた。
また、中学では別々でも、高校で同じ組になったのもいる。
それでも、名前と顔が一致するのは、半数足らずだった。
同じ釜の飯を食ったからだろうか、名前を知らない相手とも、直ぐに意気投合できた。
五・六本のボージョレ・ヌーボーが空いた。
最後の一本のとき、「店のストックはこれで終わりです」と、云われた。
次はウイスキーだ。
メンバーの一人に、蕎麦屋がいる。
駅前の大きな店で、繁盛していた。
ところが、この夏、店を畳んだそうだ。
体調が悪く、後継者がいないのが、その理由だと云う。
ところが、本人の顔色はいいし、酒も旨そうに飲んでいる。
彼は、数年前に息子に先立たれていた。
結局、頑張る張合いを失ったのだろう。
ガンの手術をして、リハビリ中の人もいた。
六十歳で定年退職した年金生活のベテランもいた。
卒業して五十三年が経つ。
皆の話を聞きながら、わが人生も悪くはなかったような気がした。
そして、古典芸能に現を抜かしている今が、一番いい時なのかも知れないと思った。
完
*****
写真
12月4日(金)の宴席
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彩々さんへ
こんにちは。
店には、看板がありません。
レンガ風造りの外階段を上がります。
一見、マンションの雰囲気で。
店内は、レストランです。
テーブル長くが繋がっています。
レストランですが、居酒屋さんみたいな気分で、リラックスして飲める店です。
2015/12/06 14:42:14
同じ時期に
私のは小学校時代の東京組同期会でしたが
あの多いと生徒数の中、50年、60年後も
元気で会えるってことが奇跡です。
会えているということは、みんな色々な経験をして、
優しくなった者たちだと思ってます。
>忘年会の会場は、会員制のレストラン
いいですねぇ!
普通のレストラン、居酒屋さん(?)と何が
違うのか…行ってみたい。。。
2015/12/06 13:40:20
Reiさんへ
こんにちは。
本当に楽しかったです。
でも、杖を突いての参加者もいました。
Reiさんは、現在の住まいと学校が離れているので、同窓会に出席するのも大変ですね。
2015/12/06 12:43:18
SOYOKAZEさんへ
こんにちは。
吉原細見と云うのですか。
実は、吉原〇〇と云っていたのですが、聞き損ないました。
ステージから下りて、リクエストした人の傍で、売り声を聴かせていました。
国立大学の教授もいましたよ。
わざわざ、小松空港から飛行機での参加です。
15人居れば、15通りの人生がありますね。
2015/12/06 12:37:22
楽しい同窓会
同級生と久しぶりに会えてよかったですね。
同窓会に行けるというのが、元気な証拠です。
私も実家に帰るといつも、ミニ同窓会です。
東京でも中学、高校の同窓会があります。最近は、選んで出席しています。
それにしても、よく飲みましたね(^^)
2015/12/06 10:54:08
吉原細見
おはようございます。
吉原の店と、抱える遊女の名を記したものですが、田舎からお江戸見物に来た者は、帰って自慢する為に、必ず買い求めたそうですよ。
勿論、吉原にめったに来られない男達は、これを見て楽しんだそうです。
江戸時代は、店売りは勿論ありましたが、庶民は長屋に売りに来る、振り売りで、用が足りたようです。
それほど、物売りの種類は多かったのですね。
同じ学校で、机を並べた仲間でも、もう半世紀も経つと、それぞれ違った人生を歩んでいることでしょう。
私の中学の同期生は、まだ一人しか亡くなっていませんでした。
けれど、もう15年も前のことです。
あの時、一緒に写真に納まった仲間の訃報も聞きました。
2015/12/06 09:12:39