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自然愛好友の会オフ 大多摩ウオーキングトレイル(4/5) 

2015年12月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

白丸ダムから数馬峡へ

40分弱の昼食休憩のあと、白丸ダムに向かって出発した。4分ほどで、ダム堤脇に到着。白丸ダムの湖畔の右岸には白丸湖畔遊歩道という道が整備されていたのだが、平成23年3月11日の東日本大震災で数カ所で崩落がありその後も落石の危険があるということで入り口が閉鎖されたままになっていた。白丸ダムは、東京都交通局が建設したダムで下流の御嶽駅の近くにある発電所に送水するためのものだそうだ。ダムの直ぐ下流の鳩ノ巣渓谷の景観を保つために、ダム堤直下の地下にも発電所があり一定の水量を放出しているとのこと。このため、通常はダム水門からの放水はない。このダムの脇の左岸には、階段上の開放水路と地下水路による魚道が設けられている。魚道の見学施設もあるが、現実には魚道を遡上したり下る魚はごく少ないようだ。実験的な意味もあっての建設だったのかも知れないが、投資に見合った効果があったとは言えないようである。

ダム堤の連絡橋を渡って左岸に移る。魚道の開放水路が見下ろせたが、水は流されていなかった。ダムとしては中規模だが、33mというと9階建てのビルの高さ位になる。直下を見るとやはりゾクッと感覚がある。地下発電所からの水の出口も見えた。渓谷の青みがかった水の流れと両岸の白い岩が印象的だった。ダム堤から国道へは階段路を登る。何かエンジン音が聞こえると思っていたが、登り切ったところにクレーン車が2台、ダム関連の資材の何かだろうか鉄骨の構造物を吊り上げていた。クレーン車が停まっていた場所は広くもなっているが、国道の旧道で、新道はトンネルでV字上の旧道をショートカットしていた。トンネル出口では、この工事の警備員なのだろうか「道を渡って山側を歩いてください」と指導をしていた。この付近の国道は歩道が無いため、車と対向して歩く右側の方が安全だということだった。

国道を800mほど歩くと、白丸駅付近の集落に着く。国道脇の玉石の石垣に数十株のミセバヤが淡いピンクの花を咲かせていた。集落の中心部を通り過ぎたところに、数馬峡橋への分岐があり、これに入る。1時25分、数馬峡橋に着いた。橋の下は白丸ダムのダム湖のになっている。ダムからはU字状に歩いて来たので、ダム堤は見えない。ダム湖の水面に浮いた落ち葉が幾筋かの線状に並んでいた。橋を渡ると、数馬峡遊歩道になる。橋から直ぐのところに大きい建物があった。アースガーデンという名のレストランだった。この遊歩道は、道幅も広く端は鉄柵でガードされている。幾つか階段もあるが、長くは無い。しかしながら、見たい肝心な数馬峡の風景は、樹間から僅かに見えるだけ。写真にもならなかった。途中に数馬西トンネルがある。小型車が通れるほどの幅員がある。長さは30-40m程か。舗装はされていず、照明も無い。トンネルと海沢集落の間はほぼ林道に近い。傾斜も緩く幅員も広い。でもトンネルまで歩いて来た道は、階段もある遊歩道、当然車の往来は無い。
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写真は「白丸ダムと魚道」および「数馬峡橋からのダム湖と数馬峡遊歩道のトンネル」



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