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女子をこじらせAVライター 

2015年10月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


出典 hagex.hatenadiary.jp 『女子というのは、相当にめんどくさい生き物である。』と、薄々気付いてはいるのだが、そこは目をつむってあまり考えないようにしている。だって、男だって単純な奴ばかりではなくて、けっこう見栄っ張りの自己顕示欲いっぱいで、とてつもなくややこしいにのに、その上、さらに女子のめんどくさい部分をクローズアップして考えたりすることなど避けたいからだ。基本はそんなスタンスなのだけど、女子が本音で自分を語ると、たまにこんなに面白い本ができあがると、証明してくれたのが 雨宮まみの「女子をこじらせて」。タイトルは僕が逃げてしまいたい『女子をこじらせて』というややこしそうな雰囲気なのに、いったん目を通したら読み止まらなくなってしまった。帯にも社会学者・上野千鶴子が「おもしろさにぶっとんだ」と書いている・その言葉に誇張はない。雨宮まみの文章はたぶん10年くらい前にも読んだことがある。ネットでみつけて、女子でAVライターなんて、変わった人だなぁと思い、読み始めた。あまりに面白いので、サイトの文章を全てメモ帳にコピペして、それをプリントして一気に読んだ覚えがある。ところで、雨宮まみはAVライターになった理由を「女子をこじらせて」で、こう述べている。なんで、仕事にするほどAVに深入りしてしまったのか。それはひとえに私が「女をこじらせ」ていたから、と言えるでしょう。AVに興味を持ったとき、私は自分が「女である」ことに自信がなかったので、AVに出ている女の人たちがまぶしくてまぶしくてたまらなかった。「同じ女」でありながら、かたや世間の男たちに欲情されるアイコンのような存在であるAV女優。かたや処女で、ときたま男に間違えられるような見た目の自分。そのへだたりは耐え難いほどつらいものでした。しかし、彼女の写真は写真を見るとけっこう可愛らしいのだ。何をそんなに悲観することがありうのか?世の中には彼女よりパッとしない女子などたくさんいるのに・・・・という疑問を誰もが持つのではないか。彼女は大学生になり、バニーガールのアルバイトをする。その後、エロ系の雑誌社に入り、その時に思っていたイメージが面白い。なんといってもエロ本の出版社です。「会社でまわされるかもしれない」「コピー機に手をつかされて後ろから犯されるかもしれない」 (中略)社会人としての覚悟を決めるというより下半身がワクワクドキドキ状態でした。しっかろしろ。ワクワクドキドキ、興奮だだ漏れ状態で出社してみると、普通にタイムカードを押して、あれ、乱交は?みたいな感じでした。そして、そこの出版社を辞めてフリーとなり、ライターとなるのだ。ところで、彼女のように、部屋にこもって泣きながらAV観て、それでもAVにはまって・・・・という人は女性にはどれくらいいるのか?やはり、ここが一番の驚きのポイントで、 その事を正直に書ける潔さが彼女の文章全体を面白くしているのだろう。ぼくは、訂正の必要があるのかもしれない。現実生活での女子のこじらせは、逃げたいものの何者でもないけど、文章での告白なら大歓迎しますと。いや、これはこれで自分は安全圏にいて、他人の異質なものを楽しんでいるようで嫌らしいかもしれないが・・・・・・・・・・。PR:女子をこじらせて (幻冬舎文庫)

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