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吾喰楽家の食卓
第389回 国立名人会(米丸編)
2015年09月25日
テーマ:古典芸能
国立名人会の場合、演目は事前に判る。
ところが、各出演者の持ち時間は、当日を待たないといけない。
今回のトリである桂米丸のそれが三十分と知り、高齢だから長い噺は無理なんだと思った。
なにしろ、満九十歳の現役最高齢の噺家だから。
噺が始まる前、一旦、幕が下りた。
歩くのが不自由で、弟子の歌丸と同様に、高座に座った状態で登場するのかと理解した。
幕が上がると、座布団の前に見台が置いてある。
更に、その後ろには、椅子がある。
何とも奇妙な、初めて見る光景だった。
すぐに、米丸師匠が元気に姿を現した。
顔の色艶が良く、なんとも柔和な顔をしていた。
「座って話す商売なのに、座れなくなっちゃって」
と、先ずは、椅子に座っていることを詫びた。
「足はだめでも口は達者で、喋るのなら、一時間でも、二時間でも大丈夫です。でも、今日は三十分でやってくれと云われてます」
と、続けた。
「高齢だから三十分」では、なかった。
この日の高座を録画するために、カメラが入っていた。
その後、決められた時間でまとめる難しさ、新作落語専門の噺家になった事情などを話した。
特に興味深かったのは、マクラから本題に移る難しさのことである。
先日、某噺家は、
「マクラはこのくらいにして、これから落語に入ります」
と、云った。
その言葉に違和感を覚えたが、その感覚に間違いはなかったようだ。
さすがに、米丸師匠は超ベテランの噺家である。
マクラから極めて自然に、今回の演目である「旅行カバン」に移った。
大野桂が書いた新作落語で、子供のころにラジオで聴いたことがある。
電車の網棚に忘れたカバンを、上野駅から品川駅へ取りに行く噺だ。
創作されてから、随分と年月が経つが、まったく噺に古さを感じさせない。
否、電車が登場するのであくまでも新作落語だが、古典落語のような円熟ささえ感じた。
もちろん、米丸師匠の芸の成せる業かも知れない。
一日でも長く、噺家を続けて欲しいと願っている。
写真
9月23日の昼餉と演題
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SOYOKAZEさんへ
こんばんは。
噺の導入について、自分の考えが間違っていなかったらしいので、嬉しかったですよ。
90歳で現役の噺家とは、素晴らしいことですね。
私の古典芸能の知識など、広く、浅くですから、HPなど、とてもとても。
最近、ブログのテーマに「古典芸能」を新設しました。
2015/09/25 18:42:19
芸と味わい
こんばんは。
新作落語でも、古典の味わい、そしてマクラからすっと噺に入る。
やはり、長年噺家としての円熟した芸が、そうさせるのでしょうか?
九十歳の大台に乗っても、噺を忘れることも無く、こうして元気な顔で語れる。
見ていて、元気を貰えましたね。
今に、落語や古典芸能の感想を纏めた、簡単なHPを作ればよいのに。
2015/09/25 17:43:47