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2015年09月14日 外部ブログ記事
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 閑謡会


 今年の味覚・我が家の柿の収穫。そろそろ烏に食べられそうですので、上の方に生っているか柿を収穫し、50個ほど干し柿にしました。既に十分熟しているものもあり、これらは食後のデザートにして食しています。

 昨日は飯野先生のグループレッスンと閑謡会の素謡会。グループレッスンでは「融」、閑謡会では「三井寺」と「玄象」の二曲。

 源融(みなもとのとおる)は、嵯峨天皇の十二皇子で、「源氏物語」のモデルになったとも言われる人です。臣籍に入り、左大臣まで務めますが、そのころ台頭してきた藤原氏との政権争いに負け、六条河原に大邸宅を造営し、余生を風雅のうちに過ごしました。この能でも語られるように、陸奥の塩竃の風景を愛し、これを自宅の庭に模して、毎日難波津から潮水を運ばせ、塩を焼いたと言われています。その死後も、河原院への執着が断ちがたく、幽霊となって現れ、後の所有者である宇多上皇の御息所を悩ませた話が宇治拾遺物語に出てきます。

 「三井寺」ではワキを演じました。また、「玄象」は初めての曲ですが準九番習いの難曲。入唐を思い立った琵琶の名手・藤原師長が須磨の浦で宿を借りた老夫婦の前で琵琶を弾くうち、村雨が降り出します。老夫婦は屋根に苫を敷き、雨の音と琵琶の音の調子を合わせるのです。その対処に感心した師長は、老夫婦に一曲を所望、老夫婦の奏でる琵琶琴の素晴らしさに自らを恥じます。村上天皇と梨壷女御の霊であると明かした老夫婦は師長の入唐を留める為に現れたことを告げて姿を消します。再び村上天皇の霊が在伍の時の姿で現れ、龍神に海底に沈められていた琵琶の名器・獅子丸を持って来させ師長に授けて自らも舞を舞い、昇天するします。師長は名器を携えて都へと帰って行くのです。この国にもはや追随する人は無しといわれた琵琶の名手・師長が唐の都を過重することを恥じた物語となっています。日々是好日。

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