おばあちゃん大丈夫？

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2015年07月25日ナビトモブログ記事
テーマ：風の旅人

毎週土曜日は激安ＳＨＯＰへ酒やお茶を買いに行きます。
その帰り道、若い男の人に呼び止められました。

「この辺にサミットというパン屋さんはありませんか？」
「サミットというスーパーならありますがパン屋さんは知りませんが」
「実はこのおばあさんがそのパン屋さんをさがしているんです」

そばに８０代ぐらいの杖をついた小柄なおばあさんがいます。
そのおばあさんにここまでどうやって来たのか聞いてみました。

「木曽路行きのバスで来ました」とのこと。
そんな行き先のバスはありません。

「おばあさん、そのパン屋さんへはいつも来ているのですか」と尋ねたら
いつも家族の誰かと来ているが今日は誰もいないので一人で来たという。

ここにいてもどうしょうもないので「おばあさん一旦家へ帰られたらどうですか」
「帰り方がわからない」
「どこから来られました」
「荻窪から」

荻窪ならすぐ近くに荻窪行きのバス停があります。
道を教えると若い男の人が「僕バス停まで送っていきますよ」
「気をつけて帰ってくださいね」と別れました。

まだ日本の若者もすてたものではありません。感心な若者です。

家へ帰って妻に話をすると、スーパーのサミットの中においしいパン屋さんがあるらしい。
そしてスーパーの向かいに木曽路というレストランがあるという。

たぶん家族で来て、サミットの中のパン屋さんでパンを買って、その帰りに木曽路で食事でもしたんでしょうと言う。
「サミット」「木曽路」だけが記憶に残っていて、荻窪からバスで来て乗り過ごして迷っていたものと思われます。

おばあさん次から来るときは一人でこないようにして下さい。