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晴れたらいいねオフ会「相模原里山ハイク」(3/3) 

2015年07月09日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

計画では状況をみて、上三増に下るか、志田峠まで足を延ばすかを判断する計画だったが、時刻はまだ早かったので、少し休んで志田峠に向かうことにした。三増峠を過ぎると、またもや高差70mの急登が待っていた。ここにも虎ロープが固定されていた。2時6分、標高400m余のピークに登り切る。この付近の道端には、ジュウニヒトエの花が多く見られた。緩く下るとまた20mの登りになるピークがあったが、左手の斜面にも道がある。巻き道とみて、それを選んだ。少々、斜面に傾き気味の部分もあったが、予想通りピークを巻く道だった。その途中で、後ろを歩くメンバーが道に上2m程の斜面に、エビネの花を見つけた。それも1本だけではなく7本の株の群生だった。エビネは過去に町田市の自然公園内で撮影していたが、移植されたものの可能性があり、純粋な自生状態を見たのは始めてだった。

尾根に戻って緩く下って行くと、南側に顕著な尾根を分ける。相模原市と愛川町の境界線は、志田峠の上ではなく、この支尾根の上を通り、志田峠から愛川町側に少し下った所で大峰の稜線に続いている。そこから高差10mほど下ると、最後の30mの急登があった。尾根に出たところで、雨乞山への道と、地形図に417mと記載されているピークの分岐がある。この417mピークから志田峠に下るのだが、この部分だけ地図上に道が示されていない。しかしながら、はっきりとした踏み跡があり、紫色のリボンが転々と踏跡に沿って結わえられていた。問題なく志田峠に到達できるつもりだった。417mのピークへは、分岐地点が肩の様な場所だったので、緩い登りだけで到達した。2時33分だった。今回の行程での最高地点でもあった。

山頂まで、モトクロスバイクの走行痕があり、それに沿って下る。山頂から100m程下ったところで、走行痕が水平に右手に斜面をトラバースしている状態になった。少し辿ってみたが、かなり先までトラバースしている様子で、違う場所に行ってしまいそうな気がしたので、戻って真っ直ぐ斜面を下り始めた。しかし、踏み跡がなく、徐々に斜度が増す。どうも峠に続く尾根を外したらしいと気付いて、右に斜面を進んだ。3分ほど道の無い斜面をトラバースすると、20mほど先の尾根をモトクロスバイクが走るのが見えた。脱出できると確信したが、自分の後を追っていたのは2人だけ、呼びかけると後の4人は戻るということだった。バイクが登っていた尾根に脱出してしばらく待つと、引き返してバイク走行痕を辿った残りのメンバーが下ってって来た。ともかく皆無事だったが、踏み跡の無い斜面に入ったのは、自分のミスだった。バイクの走っていた尾根には、紫のリボンが結わえてあった。山頂から下り始めた時、このリボンを目印にしさえすれば、道の無い落ち葉で滑りやすい斜面を歩かないで済んでいただろう。またバイクの走行痕を辿るなら、最後までそうすべきであった。登りの時は、道を見失っても高い方へ進めるなら、最終的には頂きに立てるが、下りは先の傾斜がわからないだけに、より慎重にならないと危ない目に合う。

3時18分、全員が揃い峠に向かう。途中でバイクの走行痕と尾根が分かれていたが、紫のリボンを目印に尾根の踏跡を下ると、志田峠に出た。3時25分だった。峠は関東ふれあいの道の一部なので、しっかりした指導標が設置されていた。韮尾根バス停まで1.9kmという表示だった。ただ歩いてきた道は地図にも示されていないので、それを示す指導標は無かった。最も近い清正光入口を通るバスが4時20分であることを確認し、ベンチとテーブルがあったので、コーヒーを振る舞ってもらったりしながら、休憩した。峠の愛川町側は、相模原市の廃棄物処分地になっているようで、大形のダンプが時折上って来ていた。道はアスファルト舗装である。

3時50分、清正光入り口のバス停に向けて舗装路を下る。峠から400m下ったところに、志田山朝日寺の山寺の入り口があり、バス停の清正光は、この朝日寺を示している。本尊が清正光大薩ダ(土偏に垂)で、宗教法人名が「清正光(せいしょうこう)」といつ、立て札があった。本堂は石段のずっと上、バスの都合もあって素通りした。4時10分国道412号線出る。右側80m程の所に、清正光入口のバス停があった。4時11分だった。

ほぼ定時に来た、三ケ木発半原行きのバスに乗り、半原のバス停へ。ここで、小田急の本厚木駅に向かうメンバーと、JR横浜線淵野辺駅に向かうメンバーが別れることになり、今回のイベントを終了した。

ともかく5月というより、初夏の気温の快晴日に恵まれたことが、ラッキーだった。心配された藪も、最初の小倉山の南の313mピークから小倉山林道に出るまでが、少々煩かっただけだった。予想以上だったのは、傾斜のきついアップダウンが非常に多かったことだった。1つの山に行くのでなく、縦走となれば有り得る話だが、山の厳しさは標高だけでは計れないことを示していた。ゴールデンウィークの始め、祭日ではなかったが、ほぼ参加メンバーだけでの時間を楽しめたことは良かった。また、リーダーの責任としては、最後の最後にルート判断を誤ったことは反省しないといけないと感じた。
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写真は自生のエビネと志田峠の指導標



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