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2015年05月01日 外部ブログ記事
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 「知られざる大英博物館」と巨大古墳の謎


 先日NHKスペシャルで再放送された「知られざる大英博物館」三部作、第一部は古代エジプト、第二部は古代ギリシャについてであった(既報)。第三部は日本の巨大古墳文化についてhttp://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0708/ 日本史の3世紀中ごろから350年間続いた古墳文化については今なお謎が多い。明治時代に来日し、古墳を研究した英国人ウイリアム・ガウランドは多くの埴輪等の歴史遺産を英国に持ち帰り、最近の日英の共同研究で大英博物館地下の収蔵庫に眠る歴史遺産が1500年ぶりに甦った。写真は大阪平野を見下ろす芝山古墳跡(ガウランドが1882年発掘調査をしたがその後の大規模住宅開発で今は存在しない。因みに、私はこの造成地の一部を購入したがその後大阪に住むことはないと思い売却した)。


 日本の当時の古代古墳は前方後円墳で最大のものは堺市にある仁徳天皇を埋葬したもの。ガウランドは奈良県柏原市にある最後の巨大古墳と言われる丸山古墳を発掘し、従来は墓の位置は前方後円墳の円部分の中心にあったが、丸山古墳では墳墓が後方にあり円の中心から21・52メートルの位置にあることを指摘している。宮内庁は現在天皇の墳墓を直接管理し、調査が行われていないが、1991年丸山遺跡で土砂崩れが発生、その時偶然に発見された墳墓への入り口が発見されたことから日英の歴史学者の合同研究の結果、ガウランドの指摘が正確であることが判明した。写真は丸山古墳の土砂崩れから発見された巨石を使った墳墓。

 即ち、丸山古墳では古墳の日本化(自然を崇拝した日本人の宗教観から巨大な自然石を利用した墓石が使われ、縦穴式から、横穴式の古墳に変化していったと考えられる。ガウランドの調査・発掘と、明治期に持ち帰られ大英博物館の収蔵庫に保存された文化遺産がなければ、大英博物館と日本の関わりはなかったと考えられる。

 本日、昼前に大阪に移動。千里阪急ホテルに宿泊、明日は大阪大学の10年目の全学同窓会(ホームカミング・デイ)に出席、横浜に帰宅後、。ゴールデンウイーク後半を軽井沢で過ごします。5月もバタバタと日程を詰めていますが、14-15日は一泊二日でプラチナ・ギルドの会のメンバーと一緒に笠間市を訪ねることになっています。従って明日のブログはお休みです。日々是好日。

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