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吾喰楽家の食卓

コハダと八海山 

2015年01月12日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

午後二時、囲碁サロンを、お暇した。
母校の最寄り駅まで、一駅だ。
土曜日なので、快速電車は停まらない。
とはいえ、都内の電車に乗るのに、時刻表は無用だ。
電車なら、次から次に来る。

先月、半世紀ぶりに母校を訪ねたときは、生家に荷物を置いてから行った。
生家から母校まで、六年間、通った道を歩いた。
通学路を歩くのだから、道に迷うはずがない。

荻窪駅から母校まで、バス通りを歩くのなら、一回だけ曲がればいい。
しかし、表通りを歩いても、面白くない。
それだけでなく、裏道の方が近道だ。
駅から母校まで、歩いた経験は少ないが、北東に向かえばいい。
東に行きすぎても、北へ行きすぎても、構わない。
何れでも、バス通りに出るはずだから、大丈夫だ。
時間には余裕がある。
10分ほど歩くと、母校の脇道に出たのには、自分でも驚いた。
酔いは完全に醒め、ビールを飲んだことも忘れていた。

定刻、幹事会が始まった。
「卒業五十周年記念パーティー」の出欠締め切りまで、十日間ある。
ところが、出席の返信は、目論見の半数しかない。
幹事が手分けして、返信が届いていない者へ、出席を促す電話をすることにした。
欠席者の中には、「昨年の春、他界した」という、奥さんからの返信があった。
前回の幹事会で、「俺は一日一食だ」と豪語していた旧友は、今、入院しているという。
近日、見舞いに行くという友人に、「一食が悪い。せめて二食にしろ」と、伝言を頼んだ。
この歳になると、いつ何があっても不思議ではない。

ご苦労さん会を、同窓生が営む阿佐ヶ谷駅前の、寿司屋で行うことになった。
この日、集まった中の数人が欠け、十二人が残った。
前回、一次会と二次会で、図らずも隣の席になったM子さんと、またもや隣の席になった。
正直に云う。
決して無理をした訳ではない。
自然の成り行きで、「お互い、独り身同士」と、言い訳をしながら隣に座った。
勿論、彼女とだけではない。
定年までFテレビで制作に携わったという、S君とも親交を深めた。

美味しいものを食べた。
酢の物、刺身盛り合わせ(大間の本マグロ入り)、アナゴとコハダの握り寿司、イワガキなどである。
勿論、〆も、握り寿司の盛り合わせだ。
これにも、大間の本マグロが入っていた。
ところが、大間と云えども、色々ある。
決して不味くはなかったが、先日、スーパーで買った本マグロに軍配は上がる。
酒は、八海山と浦霞である。
最高の肴で、最高の酒を楽しんだ。
割り勘の諭吉さんで、釣りが碌になかったのは、やむを得ない。
美味しいものは、お金もかかる。

この日の朝、アジを肴に八海山を飲みたいと思った。
少し違ったが、コハダを肴に八海山が飲めた。

   *****

写真
1月10日(土)の宴席の肴



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彩々さんへ

吾喰楽さん

無理ですよ。
気が小さい私です。
とても、無理。

ククク、、、だなんて、淑女が下品な笑い声。
駄目ですよ!

2015/01/12 11:52:23

アラッ!

彩々さん

ゴク兄い、知らない世界で、今も現役で
活躍する女性M子さんだからこそ、同級生の
よしみで取材させてもらえるじゃないですか!?

そこから内容を膨らませていくのですよ!
是非、是非、世界を股に駆け巡るシニア世代の
女性の生き様に挑戦してください。

ククク、、、何が広がりだすか解りませんよ。

2015/01/12 11:37:25

喜美さんへ

吾喰楽さん

コメント、ありがとうございます。

コハダは絶品でしたよ。


アナゴは、味付けも鰻の蒲焼のようでした。
美味しかったですが、個人的には、ふっくらと煮たアナゴに、ツメを付けたのが好きです。

結局、大間の本マグロでも、ピンキリなのでしょう。

2015/01/12 10:30:48

彩々さんへ

吾喰楽さん

コメント、ありがとうございます。

コハダは、東日本が中心の魚かもしれません。
大きさにより呼び名が違います。
スーパーでコハダと称して売っているのは、大概はもっと大きいコノシロです。
逆に小さいのは、新子といい、珍重されています。

出版社に勤め、いまだに取材旅行で飛び回っているそうです。
小説の題材になるかもしれませんが、彼女のことを知らなすぎます。
ですから、書くのは無理。

2015/01/12 10:24:55

こはだ

喜美さん

其の位小さめで2枚あるのは美味しいです
大きいのが切ってあるところもあります

アナゴはウナギ見たいですお味は如何でしたか

大間のマグロと言っても大きさも鮮度もあるし
余り口にしないので言えませんけれど
今は養殖の本マグロ美味しいですね

2015/01/12 10:09:58

澪つくしさんへ

吾喰楽さん

コメント、ありがとうございます。

アナゴも美味しいかったです。
日頃、食べているのとは違い、鰻風の仕上がりでした。

若いのもいいですが、年を経たのも味わいがありますよ。

2015/01/12 09:50:20

コハダ

彩々さん

関西は(特に住んでいた頃)コハダは
一般的に食卓に上りません。鮨屋さんでも。

なので、東京に来てもコハダは鮨屋でも
頼んだ事がありません。
でも、美味しそうです!
二枚重ねな所が「粋」を感じます。
今度、挑戦してみようかしら。

M子さん、ゴク兄いの感触からすると
「ナイ、ナイ」が本当でしょう(!?)
でも、この男っぽい感性を持つ女性とのこと。
こういう女性こそ、芯は女そのものですよ。
小説の題材にはなるような気がしますが?

2015/01/12 09:47:18

八海山

澪つくしさん

コハダと八海山なんて粋な響きに、つい反応(*^-^)ニコ

私はアナゴと八海山にするわ!

最近、八海山しぼりたて原酒生酒「越後で候」ってのがお気に入りなんです。
フルーティで旨味と爽やかさが合わさって、すっかり虜です。
新酒と古酒があって、いつもは新酒を買っていました。
お正月用にと、今回は古酒にしました。
というのは、酒屋の大将が「まろやかさが違う」と言う。
ならばお試しにと、買ったけれど・・・

やっぱり、若い方がいいな〜〜!?

2015/01/12 09:40:55

SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

コメント、ありがとうございます。

今回の訃報、在学中は「カバ」という綽名でした。
頑丈な男だったんですが・・・

赤い糸ではないと思います。

期待外れが原因かもしれませんが、大間の本マグロが今一でした。
刺身も、握り寿司も、同じ評価です。
コハダは絶品でしたよ。
たまの贅沢です。

2015/01/12 09:15:49

段々に

さん

吾喰楽さん おはようございます。

夫も地元っ子でしたから、中学(小学校も同じ)の同期会が数年に一度あって、毎回黙とうするようになったと寂しそうでした。

でも、旧友との出会いは楽しかったようで、ご機嫌で帰宅しました。

赤い糸、結ばれているかもしれませんよ?^^

お寿司に銘酒は羨ましいけれど、回らないお寿司屋さんで飲んでは懐は寂しくなりますね。
息子と、気に入りの店に行けば諭吉さん1枚ではとても足りません。
しかし、財布は寂しくなっても心は満足です。^^

2015/01/12 08:39:36

Reiさんへ

吾喰楽さん

コメント、ありがとうございます。

M子さんとは、在学中は全く面識がありません。
同窓生というだけで、旧友のように話ができるのは不思議です。

でも、小説など絶対に無理です。
書くためのネタが、ほとんどありません。

2015/01/12 08:30:13

同窓会

Reiさん

おはようございます。

私も最近、やたらに同窓会が多いです。
やはり年のせいでしょうか!?

集まると、病気の話、亡くなった人の話とか・・・
早期退職した人もいて、人生色々ですね。

でも、懐かしい人たちと美味しいお酒を飲んだりするのは、とても楽しいひとときですね(^O^)

M子さんとのこと、小説にならないかしら!?

2015/01/12 08:23:38

パトラッシュさんへ

吾喰楽さん

早速のコメント、ありがとうございます。

今さら、禁煙も難しいでしょうね。

赤い糸ではないと思います。
でも、気が合います。
彼女も“男”なんですよ。(笑)

コハダは二枚使いです。
一切れを酒の肴にしてから、寿司を食べていた人もいました。
やはり、小さいのは美味しいです。
アナゴは、鰻風の作り方です。

2015/01/12 08:17:20

赤い糸?

パトラッシュさん

私の知人にも、一日一食の人がいます。
独自の健康法らしいです。
しかし一方で、ヘビースモーカーなのです、彼は。

M子さんとは、運命を感じますね。
このご縁を、大事にして下さい。

丁寧な作りの、コハダ&アナゴですね。
そりゃ、満足だったことでしょう。

2015/01/12 07:31:48

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