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人生いろは坂
ニュージーランド南島を行く(追記)
2015年01月02日
テーマ:テーマ無し
先を急ぐあまりにニュージーランドを簡単に済ませてしまったので、もう少し詳しく書いてみます。
ニュージーランドは自然保護に大変力を入れている国だ。それは入国の際の検疫などの徹底ぶりに見られる。
その点は日本と大いに異なる。
その国のことはその国に住んでみないと分からないことが多い。従って、ほんのわずかの滞在時間で
その国のことが理解できたと言うのは嘘であろう。しかし、どのような国であるかは何となく理解できない
こともない。
この国は日本の国土より多少小さいが、人口が極めて少ない。従ってクライストチャーチにしてみても
人口が密集しているようには見えない。この市内はどこを見ても美しいのだが、やはり代表的なところは
モナベールと言う大金持ちが愛する娘のために作ったと言う公園のようなところだが、古い建物と植栽
これらがバランス良く配置されていて実に美しい。
特に、ほとりを流れる川の流れは美しい。川向うには瀟洒な民家が建ち並んでいる。川沿いに庭を作り
その庭と建物のバランスが実に良い。物質的に恵まれていると言うだけでなく心豊かな生活感がある。
ちなみに街の中を流れているこの水の流れは地下水らしく滔々たる豊かな流れの上に澄んでいてとても
きれいだ。その流れに色とりどりの花と木々が、絵画を見るような風情を作りだしている。
街全体が公園のようなこの街は実に良く洗練されている。ちなみにクライストチャーチ市は倉敷市と
姉妹都市縁組をしている国だ。私達がニュージーランド滞在の最後の夜に食事をしたところが、日本人が
経営者だと言う「くらしき」というレストランであった。
先の大地震で街のシンボルだったクライストチャーチ(教会の建物)が倒壊したと報じられていた。
と同時に、このレストランも壊れてしまったと聞いているが、今はどのようになっているのだろう。
街の郊外には有名なレストランがある。ここへは海外からの有名人や日本の皇族も食事に来たとのことで
レストランの中にはそれらの写真が掲示されていた。このレストランは街のはずれの小高いところに建っていて
ここからの夕日がとてもきれいだったことを思い出す。
何しろ公害らしきものがほとんどなく、空気が澄んでいて景色がとてもきれいに見える。本来、自然とは
こういうものだったのではないだろうか。それを人間の生活が汚してしまった。あのケニアで体験した静けさも
人間が作り出した音が全くなかったことによって静寂を際立たせていた。自然全てがあるべき姿に戻れば
心の豊かさも取り戻すことが出来る。
人間はあるものを手に入れ、あるものを失ってしまった。進化とは何だろうと言うことを感じずにはいられない。
さて、氷河湖は氷河が溶け出して作られたものだ。ニュージーランドには多くの氷河湖がある。その中の一つに
デカポ湖と言う湖がある。広大な湖だ。その湖の水は溶けこんだ鉱物の微粒子が光を反射して青白く光っている。
とても美しい湖でニュージーランドと言えばこの湖周辺が紹介されている。
この湖近くにレストランがある。食べ物関係ばかりの話で恐縮だが、ここで食べた昼食が忘れられない。
確か鮭か鱒だったと思うがピンク色をした魚の切り身が丼の上に載っていた。これをサーモン丼と称して
人気商品になっていた。確かに旨かった。
この味がとても良いと評判の店であった。素材が良いのか、調理の仕方が良いのか、恐らくは両方が良いのだろう。
ここの経営者は日本人だと言うことで、さすが魚料理は日本のものだと思ったので書いてみた。ここを訪れる時は
ぜひとも立ち寄ってもらいたい。詳しくは私のサイトの下記のページで詳しく紹介している。
http://www2.kct.ne.jp/~monohito/yabuki2/pi-subo-to/d3nyu-ji-rando.html
ニュージーランドには火山も多く、それ故に地震も多い。そもそも南島のサザンアルプス自体がプレート同士の
ぶつかり合いで出来た皺のようなもので、その成り立ちはヒマラヤや日本の北や南のアルプスが同じものだ。
従って、火山活動も活発で地震も多い。反面、自然が豊かだと言うことも言えよう。
私達が訪れた季節は春から初夏にかけてのシーズンで至る所で野草が花開いていた。全てがこの国の在来種だった。
それらが車窓から見える場所がある。まさに群生で、花の色が車窓を青く染め、その花の香りが列車全体を包み込んで
くれた。
>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)
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