メニュー
最新の記事
テーマ
カレンダー
月別
- 2022年01 月( 2 )
- 2021年11 月( 1 )
- 2021年04 月( 1 )
- 2020年08 月( 1 )
- 2020年07 月( 2 )
- 2020年03 月( 1 )
- 2020年02 月( 3 )
- 2019年04 月( 1 )
- 2019年03 月( 1 )
- 2018年08 月( 2 )
- 2018年04 月( 1 )
- 2018年02 月( 3 )
- 2017年07 月( 1 )
- 2017年03 月( 1 )
- 2017年01 月( 2 )
- 2016年12 月( 2 )
- 2016年11 月( 4 )
- 2016年10 月( 3 )
- 2016年07 月( 4 )
- 2016年04 月( 6 )
- 2016年03 月( 8 )
- 2016年02 月( 6 )
- 2016年01 月( 5 )
- 2015年12 月( 9 )
- 2015年11 月( 6 )
- 2015年09 月( 5 )
- 2015年08 月( 11 )
- 2015年07 月( 9 )
- 2015年04 月( 4 )
- 2015年03 月( 5 )
- 2015年02 月( 3 )
- 2015年01 月( 3 )
- 2014年12 月( 3 )
- 2014年11 月( 2 )
- 2014年10 月( 6 )
- 2014年09 月( 11 )
- 2014年08 月( 4 )
- 2014年07 月( 6 )
- 2014年06 月( 7 )
- 2014年04 月( 4 )
- 2014年03 月( 7 )
- 2014年02 月( 4 )
- 2014年01 月( 14 )
- 2013年12 月( 24 )
- 2013年11 月( 6 )
- 2013年10 月( 9 )
- 2013年09 月( 10 )
- 2013年08 月( 7 )
- 2013年07 月( 7 )
- 2013年06 月( 8 )
- 2013年05 月( 25 )
- 2013年04 月( 14 )
- 2013年03 月( 29 )
- 2013年02 月( 11 )
音楽HP作りと自然探訪と…
関門
2014年10月05日
テーマ:日常の事その他
“オンライン植物検索図鑑”を目標にしている植物写真集への、草花の写真追加は1ヶ月余り滞っている。
現在は登録順に並んでいる、植物写真を「科」別に並び替えるための準備として、新規追加分から整理コードを付与しているのだが、「科」の段階までは先に購入した書籍「維管束植物分類表」の順に従える。品種の少ない科に属している、草花には既登録のものにも遡って整理コードを与えていた。
この作業は、1ヶ月ほど前に、関門の一つにぶち当たった。キク科である。「維管束植物分類表」には、学名のアルファベット順に、実に207属の属名が列挙されている。その順番での整理コードの付与では、図鑑としての草花の並びにはなりえない。207属の植物の中には、「これはキク科だろう」と一目で推定できるものから「えっ! これもキク科?」と思ってしまうものまで実に多彩なのだ。似た草花を並べることの意義は、当然、草花の種どうしを比較し易くするためである。同属内には当然ながら似た種が集まる。が、属は別でも形態がよく似ていて、検索時に比較すべきものも結構多い。その間に、まるで形態の異なる草花の属が多く入ってしまっては、不都合である。
キク科はWikipediaによると、世界的には1500を越える属を含んでいる。それゆえ、「科」の下に「亜科」、「亜科」の下に「連」、「連」の下に「亜連」があって、その下が「属」という分類も行われている。キク科は8亜科に分けられる様だが、その中には1属しか含まない亜科がある一方、キク亜科は1130属も含む。
属名でネット検索を掛けると、上位はキク科としか表示されないものが大半である。それは、最初からわかっている話。さればどうする?
思い付いたのは、学名を上位分類から検索し、次第に下位へと進めて、属まで辿り着くという手段だった。この作業に大変な時間を要した。学名で検索するので、日本では全く見ることの無い属も当然ながらある。が、悲しいかな学名のアルファベットを見ても、日本に存在するか否かはまるで見当が付かない。自分にとっては、単なる記号であり、草花の姿を想像できるものではない。
Excel表に、亜科、連、亜連、属の4段階の列を作り、順次ネット検索からの学名を転記した。しかし、連以下の情報は、統一されたもので無いことも検索していて分かった。APG?の再分類で科が変わった属が有る程だから当然と言えば当然である。ただ、検索図鑑上は、連や亜連を表示するつもりは無い。要は近似種を並べるためである。Excel表上で検索を掛け、行挿入や削除を繰り返して、最終的に1300属余の学名による順番付けをした。
次が、維管束植物分類表の207属との照合である。検索を掛けると、大多数はヒットする。が、中にはリストアップされていない属もあった。それらは、ネット検索ではほとんどが上位分類にキク科しか出ない。いくつかのサイトを検索して、亜連までたどり着けたものもあった。しかしどうにも不明なものは、シノニム表示からこの分類に置こうと我流で決めたものもあった。そして、最後にシノニムさえ不明なものを3属ほど置いた。恐らく自分の作る図鑑中に掲載することは無いだろうと思われる、珍しいキク科植物を含む属だった。
この先、海外旅行でキク科の花を撮り、図鑑に掲載することは無いだろうが、和名の属名が無いリストアップした属も含めて連番を付け、整理コードとすることにした。
まだキク科以外にも関門は残っている。カヤツリグサ科やイネ科などの種の多い科である。とりあえず、一つの関門を越えた。
-------------------------------------------------
写真は、キク科シオン属のユウガギクとキク科コウヤボウキ属のコウヤボウキ
コメントをするにはログインが必要です
図鑑
読んでいるだけで頭がこんがらかりました
嫁さんが土佐産で牧野博士には興味が有り、佐川の生誕地に行ったり、横倉山の記念館や山の花の撮影もしました
牧野植物園は近いので帰る度に寄っています
膨大な書物の展示に見る気も起きませんでした
図鑑を利用するだけの側からすればありがたいことですが、体壊さないよう気を付けてください
2014/10/07 06:49:03
気の遠くなる作業ですね
これだけの分類 この作業だけでも 大変な労力 気力が要りますね
学術的な事 さっぱりわかりませんが 新しい形の図鑑として成功されることを祈ります
2014/10/05 16:36:51