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人生いろは坂

夏が終わる 

2014年08月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 早々と今年の夏が終わろうとしている。被災地福島からはるばる岡山まで保養に来た家族が渋川に滞在している。その子供や母親に
聞いてみると海の中にはクラゲがいっぱいだとのことであった。例の刺されると痛い奴だ。長い蝕手が腕などにまつわりつくと強い
刺激が走る。だいたいこの辺ではお盆が過ぎたら海には入らないようにしていた。クラゲがたくさん浮遊し始めるからだ。そして
お盆には海には入らないものだと決めていた。あの世の霊によって海に引きずり込まれると言って遊泳を控えていた。今はそんなもの
迷信だと言って誰も信用しない。

 さて、思わぬ大雨で各地に被害が出ているようだ。この大雨、秋雨前線によるもののようであるが、先の11号台風から引き継いで
晴天の日は少なく何となく鬱陶しい。梅雨空のようなお天気が続いている。これも太陽活動と何らかの関係があるのだろうか。明らかに
太陽には大きな異変が生じている。そして太陽の活動が衰えている。太陽活動が衰えると太陽からのバリアーが弱くなるので宇宙線が
もろに地球へ影響を与えるとのこと。降り注ぐ宇宙線の量が増えると雲を作る働きが活発化するとのことで、こうなると日照時間が
短くなり地球は寒冷化の方に向かうかも知れないとのことである。

 人為的な温室効果ガスによる温暖化と太陽活動の停滞期による寒冷化、何やら地球の気象は複雑な経緯をたどりそうである。今年は
早くも日照不足による稲の成長が悪く、その上、いもち病まで発生しているとのことで、思わぬ不作の年になるかもしれない。人間の
力など自然の前では無力に近い。そして温暖化による気象変化は激しさを増している。お前たちがやって来たことでこんなになっている。
これでもか、これでもかとゆさぶりをかけれれているようなものだ。これからも変動は激しさを増すだろう。そして不作の為に泣かな
ければならないような日が来るかもしれない。

 さて、先日は家内の叔母に誘われるままに久々にスナックへ行った。行きつけのスナックである。珍しくセンターでの受講生である
Sさんが隣席であった。例によって演歌好きな私は勧められるままに何曲か歌った。この日は先日からの農作業の疲れと渋川で済ませた
ばかりのボランティアの疲れが残っていて歌の乗りが悪かった。いくら好きでも歌っていないと急にはうまくは歌えないものだ。
どの曲も三番まで進むとやっと何とかそれらしく聞こえるようになってきた。今回は私にとっての新曲も何曲かは挑戦してみた。

 昭和と言う時代は遠くなってしまった。演歌続きで恐縮だが、「ちあきなおみ」の「紅とんぼ」を久々にユーチューブで聞いてみた。
何度聞いてもほろりとさせられるような歌である。そもそもち「あきなおみ」さんと言う歌手は突然のごとくテレビ画面から消えて
しまった。愛する夫が亡くなったことによるものだと聞いている。まさに天才とも言えるような歌唱力はどんな歌でもしみじみと
聞かせてくれる。何とも言えない味わいがあり、そして哀愁漂う歌唱である。私は多くの曲の中でも「紅とんぼ」が好きだ。
吉田旺作詞、船村徹作曲によるものだ。この二人のコンビは多くの曲を紡いでいる。その中にあまり知られていない「昭和えれじい」と
いう曲がある。この歌もまた良い。

 昭和という時代は私達を置いたままであわただしく過ぎて行った。来生臭い戦争の世紀に始まり戦後の復興、そして金融バブル
奈落の底に突き落とされるようなバブルの崩壊、長く続いたデフレ時代、正に私の生きてきた世紀は波乱万丈の世紀であった。
経済の裏も表も全て経験し見てきた。そしてアベノミクスと言う幻想も終わろうとしている。私の中では今も昭和が続いている。
しかし、これからは今までのような時代であってはいけない。経済一辺倒の世の中ではなくもっと自然を愛し、心を大切にする
時代でなければならない。経済一辺倒の時代はとうの昔に終わっている。今の経済は過去の幻想の中に生きているに過ぎない。

 昔懐かしい演歌「紅とんぼ」を口ずさむ時に、都会にもまだまだ残っていた人と人の触れ合いの温かさを思い出すのである。
「新宿駅裏 紅とんぼ 思い出してねいつまでも」それは私たち世代が社会人となり身を寄せ合うようにして小さなカウンターの
前に座りコップ酒を飲んでいた時代とダブって見えるのである。そうあの時代には人の息遣いが残っていた。お金ではなく心の時代を
懐かしむのは私だけであろうか。行きつけのスナックにも昭和の時代が色濃く残っていた。

 そして歌っていた私たちも昭和の時代から取り残された世代であった。今年の夏は終わった。秋が早いかも知れない。朝夕は
急に冷え始めた。お盆が終わると秋は目の前だ。上空にはうろこ雲が広がっている。

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