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2014年05月25日 外部ブログ記事
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 貴方はタックス・ペイアーそれともタックス・イーター?
 
 昨年末の日本の政府保証債務残高は1017兆9457億円。2011年3月末から約100兆円増加しました。GDPとの比較で言えば日本は2013年末で224%、一方米国は113%、英国は110%、債務残高が多いといわれるイタリアですら、130%です。先進国最大の借金国で今なお増え続けています。
 マクロ的には「タックス・イーター」の金額が「タックス・ペイアー」の金額を超える時借金が増えます。我が国の現状はまさにそのような状況にあります。年金や医療費などの公的補助で国や地方公共団体の金銭的支援が納税額を上回る人はタックス・イーターです。勿論、政治家や官僚、公務員は高額納税者であったとしても定義からタックス・イーターです。
通常の場合、サラリーマンや自営業者、収益を上げている企業はタックス・ペイアーですし、高額の資産保有者で投資リターンがコストを上回る人もタックス・ペイアーということになります。
 
処で貴方はネットでタックス・ペイアーですか、それともタックス・イーターですか?
 
タックス・ペイアーの方は税金の使い道にもっと関心を持ちましょう!あなたの税金は無駄に使われていませんか?政治家や、官僚・公務員は十分国民のために働いていますか?国会議員や地方の議員の定数は削減されましたか?無駄な歳出はありませんか?天下りして税金の無駄遣いをしている人はいませんか?国家債務の増加は人口減少時代には大変な「負担のつけ回し」になっていることに気が付いていますか?大きな声で意義を唱えないと、タックス・イーターの有権者の数と声に押し切られますよ!
 
高齢者は年金受給で生活を維持していますから大方タックス・イーターです。タックス・イーターの方は、私もそうですが、なるべくその金額を少なくしましょう。年金は別にしても、医療費や介護費用その他の社会保険費の支出は可能な限り切り詰めましょう。ましてや予防可能な生活習慣病・慢性疾患等の治療費はある程度制御可能です。個人レベルでも健康であることは全てに勝ります。特に糖尿病の合併症としての腎機能不全は自治体財政を圧迫しています(糖尿病の重症患者の健康保険コストは一人当たり20-60万円/年、人工透析のコストは500-600百万円/年)。それから高齢者医療で最も負担が大きくなっているのが終末期医療費です。無駄な延命治療を防ぐことで医療費は大幅に縮小することが可能です(因みに、私は日本尊厳死協会に入っています)。現在の社会保険費用の増加ペースを前提にしては健全な国家財政はもはや不可能と言わざるを得ません。
 
有能な政治家や、官僚・公務員の皆さん、あなた方もタックス・イーターです。国や、地方の逼迫する財政状況をもっともよく知り、国の将来を憂い、対策を出すのはあなた方の責任です。例えば、東京都知事の舛添さん、貴方は厚生大臣も経験され、とめどなく増加する社会保険費の増加が早晩日本の財政破綻を招くことをご存知のはずですよね。東京都の財政は他の地方自治体と比較してまだ余裕があるかも知れません。しかし健保会計への補てん額は増加の一途ですね。例えば、人工透析患者を増加させない対策のため、厚生省と東京都が特定目的会社でも設立し、ソーシャル・インパクト・ボンドを発行する案はどうですか?将来人口透析を受ける患者が少なくなるとしたらその社会的コストを賄って余りあるリターンが出ませんか?その減少するコストの一部を債券の元本返済とリターンに回せば、民間の投資家はいくらでもいるのでは?
 
健康寿命が年々伸び、人生90年時代の長寿社会が到来しつつあります。年金受給者もボランティアや社会貢献活動で社会への恩返しをし、子供や孫たちの未来が少しでも明るいものになるように協力しませんか?そのことはあなたに生き甲斐や、居場所を提供し、心と体の健康を保つことになります。そろそろ国や地方の債務残高が減少する道筋を明確にするときです。そのためには、先ず、プライマリー・バランス(限界的な収支)を均衡させることが大切です。
 
国家財政を憂う一小市民でした。
 

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