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矢倉岳から洒水の滝を歩く(4/4)  

2014年04月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:自然探訪

サークル「晴れたらいいね」オフ会

 洒水の滝に最も接近できる地点に水汲み場がある。名水百選「洒水の滝」と書かれた標柱があり、樋から柄杓の用意された鉢に落ちている。水量はかなりある。パイプなどは見えなかったが、この地点の湧き水ではなく滝沢川の水を引水しているのだろう。「消毒はしていない」と書かれていたが、一口飲んでみた。特に冷たくもなく味も感じなかった。滝見の観光客は一人だけしか見かけなかったが、大きなペットボトルを持って水汲みに来た人が二人居た。水汲み場の近くにはイワボタン(岩牡丹)の群落があった。目立たない小さい花だが、群生していると綺麗だ。
 帰り道で閉まっている食堂脇で、地元の柑橘類の無人販売所に立ち寄った。ミカンやデコポン、キンカンなどがポリ袋に入れて並べられ、1袋100円均一だった。れんげしょうまさんが買うというので、自分もデコポン4個入りを買った。
 4時57分県道に出る。山北駅に向かうには県道を歩いて国道246号の旧道に出るか、河村城址のある小山を越えるかだが、二人にも尋ねたが長時間の歩きで多少の疲れも感じていたので県道を歩くことにした。350m程県道を真北に歩くと、酒匂川に掛かるアーチ鉄橋足柄橋に着く。左側の川向こうには小さな水力発電所が見える。橋の右側の歩道は、樋口橋交差点の手前で車道から離れ、国道246号の新樋口橋の下を通る。道脇の旧国道のコンクリートで固められた石垣に、ツタバウンラン(蔦葉海蘭)の蔓が張り付き、沢山の花を咲かせていた。
 旧国道に出て樋口橋を渡り御殿場線の切通しの鉄道橋を渡ったところで旧国道を離れ、御殿場線の切通しに沿った道を山北駅へと歩く。切通し側は桜の並木になっていたが、既に散り若葉が大きくなっていた。夜桜を照らしたライトがまだ残されていた。線路の切通しの斜面には菜の花やツルニチチソウ(蔓日々草)が咲いていた。
 5時23分、山北駅に到着。瓦屋根のレトロな雰囲気の駅舎で、改札口脇には赤い郵便ポストがあり、駅前広場にはやはりレトロ装飾のバスが駐車していた。この時間、出札口は無人。自動券売機も無く、改札口も無人だった。御殿場線は1時間に1本か2本の運行だが、幸い33分に電車があった。松田駅の改札出口で山北駅乗車を告げて料金を払う。小田急線の急行電車に新松田駅から乗車したが、十分に空席があった。
 延び延びでやっと実施できた今回のハイキング、極上の風景が春霞でくっきり見えなかったのは惜しまれるが、陽気も良く終始青空の下、春の沢山の木や草の花も楽しめた。きっと思い出に残るものになるであろう。
 1時間弱の昼食休憩はとったが、6時間以上歩いたことになる。20代の頃、まだ“二十一世紀の森”の公園は無かったが、ほとんど同じルートを歩いた経験がある。65歳になって再度歩いてみると、矢倉岳の登りしかり、歩行時間しかり、結構タフなコースだった。昨年の秋に歩こうかとも思ったのだが、日の長い時期に設定して良かった。
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写真は「山北駅への道(右のトンネルを抜ける道が国道246号山北バイパス、旧道はトンネル手前を左に直角カーブ)」「レトロな雰囲気のJR東海御殿場線山北駅」



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