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人気作家でもこの世は砂漠?いい事は一つもない? 

2014年03月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

中村うさぎ
一度、聞いたら忘れられないペンネームだ。そして彼女が書いたエッセーの数冊を
ぼくは読んでいる。
買い物依存症に始まり、ホスト狂い、全身整形、デリヘル嬢体験などなど・・・・・・・

読むたびに、『何て壊れた人生だ!』とあきれるやら圧倒されるやら。
まあ、他の女流作家では味わえられない彼女独自の体験エッセーだ。
壮絶なエッセーを書くために、自らを犠牲にして火の中に飛び込んでいるようにも
思えてくる。

ユーモラスには書いているが、内容は重い、でも1冊読み終えてしばらくするとまた
新たなエッセーを読みたくなる不思議な魅力を持っている。
週刊文春でも彼女は「さすらいの女王」というタイトルのエッセーを連載していたの
だが、近々それが終了する事を書いている。

「このたびこの連載が終了することになった。長い間、ご愛読ありがとうございまし
た。ま、要するに女王様はクビになったわけである。」 と。

彼女は去年の2013年7月、体調を急にくずした。その時の事がこのように、ニュース
になっている。

7月下旬ころから吐き気、下痢などの体調不良を訴え、8月に入ってから手の震え
や歩行障害など、症状がひどくなったため入院。
8月21日付のブログには、こう綴られている。

〈医者はギラン・バレー症候群を疑ってて、もしギラン・バレー症候群ならめっちゃ
珍しい難病らしいわ〉。

9月17日付ブログには、さらなる病状の悪化が友人である美容整形の担当医によ
り、代筆でこう書かれていた。
〈うさぎさんの現状報告です。午後1時ごろ、病状が急変し、数分程度の心停止と
呼吸停止を起こしたようです。すぐに救急蘇生をしたため心拍は戻ったようですが、
現在、大学病院のICUに入室しています〉。

現在もそうなのかは、はっきりしないが車イスの生活になったと書いている。
一時期は、生命すら危ぶまれた。
今回、連載が打ち切られるのは、その体調を考慮して決定された事なのではない
か。

彼女は、病院で意識が遠のき死に近づいた時の事を回想し、
『「あのまま死んでいればよかった」と、たびたび思う』と月刊誌「新潮45(3月号)」に
書いている。

自分の妹が自殺したことにも触れている。
『三年ほど前に、私の従妹が自殺した。その前日あたりに一度自殺を試みて失敗し、
二度目でようやく成功した。私には、彼女の気持ちがよくわかる。死んだ方がラクに
なれると彼女が本気で思ったのであれば(おそらくそうおもっていたに違いない)、
それはそれで「死」が彼女を救ったことになる。この世には「死」に救われる人間も
いるんじゃないか?』

『この世には「極楽」なんてない。「地獄」と「砂漠」しかないいのだ。それが現実と
いうものなのだ』
と、ずいぶん悲観的な人生観を述べている。

何度も自分の壮絶な体験を書いてきて、なんとか乗り越えて、最後の結論が
「生きていくことは、基本的に辛くて苦しいことなのである。はっきり言って、いい
ことなんかひとつもない」
これでは、ちょっと寂しすぎるではないか。

でも、最近のニュース(2月28日付)で彼女の書いた電子書籍『犬女』がiBooksラン
キング【総合】2位を獲得したという記事が出ている。
3月8日の順位は5位となっている。

彼女はまだまだ、人気作家であることが証明されているのだ。
「この世には「極楽」なんてない」などと、結論づけず、元気になって、新たな作品に
とりかかってもらいたいと僕は思う。

彼女自身も新潮45エッセーの中で、生きていく意志を書いている。
『バカはしななききゃ治らない」と言うが、私にいわせりゃ「どうせ死ななきゃ治らない
なら、生き続けることでとことんバカを証明してやる」 といった心境なのである』

参照:【話題沸騰!!】電子書籍『犬女』(中村うさぎ=著)がiBooksランキング【総合】2位を獲得!!
 
    新潮45

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