メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

むぅびぃ・とりっぷ

「凶悪」で、死刑囚より恐ろしい男を演じた役者は・・・ 

2014年02月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


雪の降る日に高田の馬場駅で見た映画で「地獄でなぜ悪い」といっしょに
上映されていた「凶悪」という映画、これもまた実に見ごたえのある映画
だった。

ベストセラーノンフィクション「凶悪−ある死刑囚の告発−」を映画化した
作品で、この本は、ぼくも発売してすぐに購入している。
警察よりも事件の内容を奥深くまで暴き、その本が元になって、新たに犯人
が捕まるという、画期的なノンフィクションだった。

ある日、ジャーナリストの藤井は、死刑囚の須藤が書いた手紙を持って刑務
所に面会に訪れる。須藤の手紙の内容は、自らの余罪を告白すると同時に、
仲間内では先生と呼ばれていた全ての事件の首謀者である男の罪を告発
する衝撃的なものだった。
藤井は上司の忠告も無視して事件にのめり込み始め……。

映画で、一番怖かったのは普通の家族でやっている小さな企業が、自分の
家族を借金の返済にあてるために、殺していいとヤクザに売ってしまうとこ
ろ。そして殺される本人には多額の保険金がかけられている。
「おまえは殺していいと、家族に言われているんだ」と、言われて酒を無理
やり飲まされ続ける様子は、なんとも残酷。

その酒を拷問のように飲まされて、苦闘する様子を笑いながら見ている先生
と呼ばれている男、彼を演じた俳優はどこかでみた顔だと思ってよくよく注意
をしてみると、リリー・フランキーだった。

リリー・フランキーは、「そして父になる」という映画でも金にこずるくて、
でも子煩悩な小さな電気屋のおやじを実にいきいきと演じていた。主役の
福山雅治を完全に食っていた。

与えられた役にピタリと的確にはまって、こちらに見せてくれるとてもうまい
役者だ。
と、思ったのはぼくだけではないようで、2月8日に「第87回キネマ旬報ベスト
・テン」(キネマ旬報社主催)にて、「凶悪」と「そして父になる」で助演
男優賞を受賞している。

リリーはこれまで映画に関する原稿を書いていて、「いつか『キネマ旬報』で
書きたいと思ってたけれど、一度も書かせてもらえなかった」とぐちをこぼし
て、会場の笑いを誘ったとの事だ。

ところで、リリー・フランキーがこう述べたのは、彼は文学でも活躍してい
るからだ。
母親との半生を綴った、自身初の長編小説『東京タワー 〜オカンとボクと、
時々、オトン〜』が200万部を突破する大ベストセラーとなった。同作は
「本屋大賞2006」の大賞も受賞。更には、テレビドラマ化、松竹による
映画化、舞台化がされた。

ウィキペディアでの紹介をみると、リリーは福岡県北九州市小倉生まれの
マルチタレントで、イラストレーター、エッセイスト、小説家、アートディレクター、
デザイナー、ミュージシャン、作詞家、作曲家、演出家、フォトグラファー、
俳優、など多才すぎて、何か本人の紹介の記述が追いつかない状態。

彼は今までどんな映画に出たのかを、拾ってみた。

盲獣vs一寸法師(2001年) 怪奇!!幽霊スナック殴り込み!(2005年)
歓喜の歌(2007年) ぐるりのこと。(2008年)
ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発(2008年) 容疑者Xの献身(2008年)
色即ぜねれいしょん( 2008年) ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年)
モテキ(2011年) アフロ田中(2012年)
きいろいゾウ(2013年) 凶悪(2013年) そして父になる(2013年)
ジャッジ!(2014年)

過去の作品、および今後の出演作にも注目して見ていきたい。

ところで、リリー・フランキーと言えば、過去にTV番組「笑っていいとも」に
出たときに自分の「彼女」として、人形(ダッチワ○フ)を連れてくるという
出来事があった。会場の客が引いていた。

「リリコ(人形の名前)は僕が死んだとき喪主を務めることになっています
ので、黒い服なんです」と、人形の服の説明をしていた。
客が引いていたとしても、忘れられない印象を残したところは
『さすが!』と、言えるかもしれない。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ