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人生いろは坂

幸せはお金では買えない 

2013年10月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 どうやら台風26号はやや南寄りに通り過ぎて行くようで
岡山県への直接の影響は少ないようだ。とはいえ今だ雨は
降っているし、窓をがたがた揺らしている。各地での被害が
ないことを祈る。

 さて今日はお金で幸せが買えるのかと言うことを考えてみたい。
お金は生活をしていく上でなくてはならないものですが、それが
全てかと言うとそうではありません。

 先進国に追いつけ追い越せと必死になって頑張ってきた中国でも
やっとそのことに気付き始めたようです。地溝油などと聞くと
まるで地下から掘り出したかのような油について話題になった
ことがありました。この地溝油なるものは石油のように地下から
掘り出したものではなく、排水溝に流れ込んだ食用油を掬い取って
薬物で精製したものでした。使う薬物も対象となる廃油もとても
食用になるものではありません。これが広く市場に出回っていた
ものですから大問題になりました。

 儲けのためには手段を選ばないという中国人らしい商売気質が
如実に表れた事件でした。他にも塩だと称して食用にはならない
工業塩を売っていたことがありました。被害も出ています。

 自分さえ良ければそれで良いという考えが行き過ぎるとこのような
ことになるのです。飲料水も場所によってはとても使えないほど
薬物に汚染されているそうです。

 全ては拝金主義の行き過ぎによるものです。使いきれないほどの
お金を貯めて何になるのでしょうか。お金は生きている時には価値が
ありますが、もてあますほどのものを稼いでも死んでしまえば自分に
とって全く価値のないものです。

 般若心経では生きている世界は全て泡沫(うたかた)のようなもの
だと言っています。姿があってないものとはどのようなことなのでしょうか。
周辺に存在する家も着物もむろんお金も、そして私たちの体さえも極小の
単位は光と同じようなものです。波動であり極小の粒子です。

 それが私たちの目には物の形をなし物の形に見えているだけです。
金や銀やダイヤモンドとて同じことです。お札に至ってはただの紙切れです。
一喜一憂することさえばからしくなってきます。

 中国ではバブル期の日本のようになりふり構わず豊かになることを
目指してきました。今もそうかもしれません。戦後の日本のように
貧しさから抜け出そうと必死でした。

 その結果、日本では家族間の断絶が始まり親子で骨肉の争いになる
ことも少なくありませんでした。そして今は無気力が氾濫し自暴自棄となり
そのための事件が後を絶ちません。

 全てが経済最優先で来た結果です。豊かになった先に何かがあった
のでしょうか。家族のきずなや知人友人のきずなは深まったのでしょうか。
中国では大金持ちだったときの友人は落ちぶれたとたんに潮が引くように
離れていったと言っています。そうした友人はうわべだけのお金に群がる
飢えたオオカミのようなものだったのです。

 そうしたことに気付き始めた人々の中に、急速に禁じられていた信仰が
浸透し始めているようです。キリスト教、そして孔子の教え儒教などです。
長く共産党独裁政治の中では厳しく禁じられてきたことです。しかし、今や
中国政府もそうしたことを黙認したり認めざるを得なくなっています。

 人は物やお金では救われない。ましてや資本主義だの共産主義だのと言った
イデオロギーだけでは統率できないということではないでしょうか。人の心は
複雑です。理論理屈を超えたところに心のよりどころがあるのではないでしょうか。

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