どんぐりと山猫の部屋

黒崎祇園 

2010年07月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



我が家の前の道を通り過ぎる祇園山笠

 北九州市八幡西区に伝わる黒崎祇園がきょうからはじまった。黒崎祇園は黒田藩の宿場町としてさかえた黒崎に400年くらい前にはじまったまつりだそうだ。黒崎よりも前田の祇園のほうが歴史が古いのは、江戸初期においては、宿場は黒崎からすこし小倉によった前田に宿場があったからと伝えられている。
 宿場が前田から黒崎に移ったのは、小倉が細川から小笠原に代わって、黒田藩や幕府と距離のある九州の外様大名にとって、親藩大名である小笠原の領地を通り過ぎるのは避けたいという理由から、港のある黒崎から船で下関や大阪にわたるようになったことも一つの理由のようだ。
 古い歴史を持つ黒崎祇園も、現在のような人形飾りのある山笠が作られるようになったのは、八幡製鉄が1901年に八幡に建設されて、その財政的な支援のもとにはじまったようだ。

 私が子供のころの山笠は、今より数メートル高さがあった。ところが、商店街にアーケードが作られて、通り抜けることができなくなって、今の高さになった。
 飾り山が飾られるようになる前の伝統的な山笠は、笹山だったようだ。そのため、現在でも祭りのまえに笹山が町内を練っていく。

 福岡で学生生活をおくった私は、毎年授業がおわって夏休みになって帰省のおり黒崎駅について、この祇園太鼓の音と、三菱化成(当時)の煙突からだされた何とも言えない化学的な異臭に、かえってきたなあという感慨を覚えたこともなつかしい。
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