メニュー
最新の記事
テーマ
カレンダー
月別
- 2022年04 月( 3 )
- 2022年03 月( 2 )
- 2022年02 月( 3 )
- 2022年01 月( 5 )
- 2021年12 月( 2 )
- 2021年11 月( 2 )
- 2021年10 月( 1 )
- 2021年09 月( 5 )
- 2021年08 月( 6 )
- 2021年07 月( 4 )
- 2021年06 月( 8 )
- 2021年05 月( 2 )
- 2021年04 月( 5 )
- 2021年03 月( 5 )
- 2021年02 月( 4 )
- 2021年01 月( 5 )
- 2020年12 月( 3 )
- 2020年11 月( 6 )
- 2020年10 月( 4 )
- 2020年09 月( 5 )
- 2020年08 月( 4 )
- 2020年07 月( 7 )
- 2020年06 月( 2 )
- 2020年05 月( 6 )
- 2020年04 月( 6 )
- 2020年03 月( 7 )
- 2020年02 月( 5 )
- 2020年01 月( 5 )
- 2019年12 月( 8 )
- 2019年11 月( 7 )
- 2019年10 月( 4 )
- 2019年09 月( 8 )
- 2019年08 月( 4 )
- 2019年07 月( 12 )
- 2019年06 月( 7 )
- 2019年05 月( 13 )
- 2019年04 月( 10 )
- 2019年03 月( 8 )
- 2019年02 月( 11 )
- 2019年01 月( 10 )
- 2018年12 月( 5 )
- 2018年11 月( 7 )
- 2018年10 月( 8 )
- 2018年09 月( 9 )
- 2018年08 月( 10 )
- 2018年07 月( 12 )
- 2018年06 月( 5 )
- 2018年05 月( 5 )
- 2018年04 月( 8 )
- 2018年03 月( 10 )
- 2018年02 月( 1 )
- 2017年06 月( 5 )
- 2017年05 月( 8 )
- 2017年04 月( 11 )
- 2017年03 月( 7 )
- 2017年02 月( 9 )
- 2017年01 月( 11 )
- 2016年12 月( 11 )
- 2016年11 月( 8 )
- 2016年10 月( 7 )
- 2016年09 月( 11 )
- 2016年08 月( 18 )
- 2016年07 月( 13 )
- 2016年06 月( 8 )
- 2016年05 月( 13 )
- 2016年04 月( 11 )
- 2016年03 月( 15 )
- 2016年02 月( 19 )
- 2016年01 月( 7 )
- 2015年12 月( 5 )
- 2015年11 月( 18 )
- 2015年09 月( 15 )
- 2015年08 月( 7 )
- 2015年07 月( 17 )
- 2015年06 月( 12 )
- 2015年05 月( 9 )
- 2015年04 月( 9 )
- 2015年03 月( 13 )
- 2015年02 月( 18 )
- 2014年09 月( 4 )
- 2014年08 月( 15 )
- 2014年07 月( 18 )
- 2014年06 月( 16 )
- 2014年04 月( 12 )
- 2014年03 月( 31 )
- 2014年02 月( 21 )
- 2014年01 月( 21 )
- 2013年12 月( 21 )
- 2013年11 月( 15 )
- 2013年10 月( 10 )
- 2013年09 月( 19 )
- 2013年08 月( 15 )
- 2013年07 月( 6 )
- 2013年06 月( 14 )
- 2013年05 月( 24 )
- 2013年04 月( 17 )
- 2013年03 月( 27 )
- 2013年02 月( 12 )
- 2013年01 月( 1 )
- 2012年08 月( 3 )
- 2012年07 月( 7 )
- 2012年06 月( 21 )
- 2012年05 月( 20 )
- 2012年04 月( 15 )
- 2012年03 月( 16 )
流老記
額紫陽花
2012年06月09日
テーマ:テーマ無し
朝から雨。
関東も梅雨入りしたとか、にしても
気温18度は寒い。
ベランダの額紫陽花が
梅雨寒に震えているよう。
いつのまにか六月も半ばとなる。
傘、持って行ってよ
女物なんか差せるか…
だって濡れるじゃないの
傘を手に
目で追いかける女を
振り切るように駆け出したのは
いつの頃の梅雨だったろう。
最終電車が着いた
小さな駅の小さな改札口で
濡れた赤い傘を手に
帰って来ると思ってた、と呟いて
ほっとしたような泣き顔を見せた女を
抱きしめるしかなかった梅雨の夜。
不幸せな女には
小雨に打たれて咲く
額紫陽花が似合うと思っているのは
あの梅雨の夜からかもしれない。
コメントをするにはログインが必要です