筆さんぽ

フィクション(物語)に挑む 

2024年04月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:筆さんぽ

はじめて、フィクション(物語)を書いてみ。

文章作品などには、大別すると、ノンフィクションとフィクションがある。

文章作品におけるノンフィクションというのは一般的に、史実や記録に基づいた作品のことをいい、これに対し、フィクションは、これも一般的に、架空の出来事を想像的に描いた物語などをいう。

ぼくはこのブログで、基本的には、ノンフィクションをベースに書いてきた。これは見聞したことを書くことに馴れて書きやすかったということがある。

あるとき、若いころ目にしたこのフレーズを思い出した。
芥川龍之介は《嘘の形でなければいえない真実というものもある》という意味のひそやかなつぶやきを漏らしていた。

また、ときに戦場記者として、ときに釣り人として日本の内外の現実をノンフィクションとして書き重ねてきた開高健は、「事実」のなかにはどうしてもフィクションでなければ、またはフィクションにしたほうがはるかに強力になる、という性質のものがある、という。

この言葉にのせられて、大仰な意図などないが、はじめてフィクションを書いてみようと思った。

さて、何を書くか。
好きなフランス映画『冒険者たち』をモチーフにする。
この映画は、B級映画といわれかねない冒険映画だが、ぼくは映画のなかの男二人と女一人の「友情」が気になった。

そこで、自分のなかでは情報豊富なタイを舞台にした物語を書いた。題して『バンコクカフェの女』。
あしたから連載する予定ですので、お目汚しなると思いますが、お読みくださいませ。



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