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吾喰楽家の食卓

『私の台所物語』を見て 

2024年03月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

3月26日(火)午前8:15〜8:50に放映された、「あさイチ 春の特別編 私の台所物語」を、昨日、NHKプラスで見た。
過去に放映された、ダイジェスト版だった。

■先ずは、それまで孤軍奮闘していた40代の主婦が、夫と子供(一男一女)を巻き込むことで、台所が「みんなの城」になる経緯を紹介した。
幸せそうな家族の様子を見て、こちらまで幸せな気分になった。

■続いて、バブル時代から波乱万丈な人生を過ごした、一人暮らしの50代女性の台所が登場した。
彼女にとって、栄養のバランスが取れた食事をすることで、台所は「私は大丈夫」と、確認する場所だった。

■次は、二人の子供を育て上げた60代のシングルマザーである。
嫁いで間もない娘は、「台所で食事の支度をする母の背中が好きだった」と、言った。

■最後は、10ヶ月前に夫に先立たれた、一人暮らしの50代女性だ。
其れまでの3人で、多少、目頭が熱くなっていたが、自分の境遇と重なって一気に感情が高まった。

夫がステージWのガンと分かり、主治医から「野菜を摂った方が良い」と、言われた。
野菜嫌いの彼は、毎日、妻が作る野菜スープを我慢して飲んだ。
そして、妻を喜ばそうと、検査結果に野菜の効果が出ていないか、主治医に訊いた。
其の辺りから、目頭が熱くなる程度では済まなくなった。

以下、印象に残った彼女の言葉を記す。
・濃厚な時間を過ごせた。(闘病中の感想)
・料理に手間を掛けて得られる満足感は心の栄養になる。(大根の面取りをしながら)
・どんなに悲しくてもおなかは鳴るんだ。
・ちゃんとご飯を食べましたよ。(天国の夫へ報告)

今回、異なる境遇の女性4人を紹介した。
夫々、心を打つ内容だったが、特に最後の事例は、私の気持と重なる部分が多かった。
番組で、「今まで通りの食生活をすることが、故人に対する供養」と、キャスターは結んだ。
全く、同感である。

   *****

写真
2024年3月27日(水)の昼餉と夕餉

お礼
「最近の晩酌事情」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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