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時給1500円にしたらどうなるか? 

2023年12月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


時給1500円にしたらどうなるか?  ここ数年、最低賃金1000円をいつ超えるか?ということが よく言われてきましたがついに今年実現しました。  私が学生のころは時給450円でアルバイトをスタートしまし たが、今や東京都では今年の最低賃金は1,113円です。  時給だけで言えばもうとっくに2倍以上になっています。  ところが、私が新卒で就職したときの初任給は今2倍に なっているか?と言えばそんなことはありません。  ほとんど同じか、今のほうがちょっとだけ高い程度です。  つまり、サラリーマンの賃金(初任給)は35年前とほぼ同じ なのに、アルバイトの最低時給は2倍以上になっている・・・ ということです。  2023年もあと3週間ちょっとですから、年末に向けて 「自分が働くことができる=仕事がある」ことに感謝しつつ、 自分の給料/時給換算などについて少し考えてみるのも 悪くないと思います。  ・・・・・・・・・・・・・ 最低賃金を今の1.5倍上げて時給1500円にしたら どうなるか?  時給が上がって、低所得者が減って、みんながハッピー になるのか?  短絡的にそう考えるのは早計かもしれません。  時給が上がると、それを雇う人間(=経営者サイド)はどう 考えるのか、つまりビジネスとして成り立たせるために何が どうなるのか・・・などを考えなければいけません。  経営者としては、時給1500円にした分の差額を顧客に 転嫁する/商品価格を値上げする・・・といったことに 意識を向けるハズです。  また、雇用人数の削減をして会社として支払う全体の給与 額を以前と同程度に抑える・・・ということも考えられます。  赤字ではやってられないわけですから、同じ仕事を人間以外 のロボット(機械)にやってもらうように仕組みを変える・・・ という手も考えられます。  ロボットを導入するには追加のコストが掛かり短期的には 赤字になるかもしれません。  でも、長い目で見て人間を雇い続けるよりコスト負担が減る となれば一考の余地が出てきます。  経営者はそうしたことをいつも考えています。  最低時給というのは、コストで言えば「人間<ロボット」という 不等式が成り立っているギリギリのところで、ここで時給が 50%上がったら不等式が逆になる可能性があるわけです。  つまり低賃金の仕事というのは、時給が安いから人間に やらせているだけであって、ロボットのほうが安くなったら (それはつまり最低賃金が上がったら)人間なんて使わ ない・・・ということも十分にあり得るわけです。  時給アップに伴う人件費の差額分を顧客に転嫁できない 場合に起こりうることです。  そうなると一時的に退職者が増え失業率が上がる恐れも あります。  これは数年前に韓国で実際に起こったことでもあります。  また、商品価格に転嫁するとモノやサービスの値段が上が るわけですから、この場合、低所得者の時給が上がって 収入増となっても生活コストも同じように上がってしまい、 必ずしも生活がラクになるわけではない・・・という何となく 矛盾したことになる恐れもあります。  経済というのはいろんなことが複雑に絡み合って成り立って いますから、必ずしもこうしたらこうなる・・・と言い切ることは できませんが、案外、人が理論的に考えたこととは違うこと が起きがちです。  なぜなら、人は感情で動く動物で、その感情は非論理的 であることが多くあるからです。  最低賃金が上がることでモノの値段も上がってインフレと なり、そのインフレの加速は時給の上昇よりも急カーブを 描くとしたら、今よりも生活が苦しくなる/生活困窮者が 増える・・・という未来だって起こり得ます。  これは昨年アメリカで起きたことです。  こうした不都合な未来から目を背けず、環境の変化に 自らを適応させ、自分の身は自分で守ることを決意し、 併せて自分を成長させることが重要だと思います。   私の著書 全13冊http://www.amazon.co.jp/-/e/B00VUO7NIC一般書籍『サラリーマンが経済的自由を得る「お金の方程式」』合同フォレスト/1512円『目からウロコが落ちる!サラリーマンのためのビジネスマン研修・ヒント100』文芸社/1404円電子書籍(Kindle版/デルトハン出版)・お金の教養シリーズ 第1弾〜第5弾・組織・マネジメントシリーズ第1弾〜第4弾・ビジネス人生論シリーズ 第1弾〜第2弾   

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