サンシャインクリーニング

「幸福な王子」はしあわせだった 

2023年11月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:日々雑感

11月25日は松葉ガニの日だったらしいが、
ご近所さんから北海道の毛ガニを貰った。
六花亭のお菓子を貰った事もあるので、
北海道に知人がいるのか。。いつも有難い。

ミュージカル「幸福な王子」を観てきた。
まず、開演のまえに、団員が鑑賞マナーを語るのに
振付をしているの?と思ったが、
よく見ると手話。手話パフォーマンスっていうもの?
言語として手話を
こうも美しく見せられたのは初めてだった。

物語のオープニングは、全く予想をしなかった展開で、
ポップでリズミカルな音楽に合わせて
若い男性団員がキレのいい踊りを見せてくれる。
それは躍動感みなぎり、心弾んだ。

事前に配られたアンケート用紙を見ると、
良かったと思う役柄に〇をするようになっている。
当然、目に入ってくるのは主役だが、あまり
目立たない役柄に注目した。一生懸命演じ、歌い、
踊る姿が清々しく、じっと見つめた。

これはアンデルセンの童話だ。宝石と金箔で飾られた
王子像は、小高い丘に建っている。そこから見える
街の人の貧しい暮らしぶりに心を痛め、いかに自分が
お城の中で幸せに暮らしていたのかも知った王子は、
何とか貧しい人を助けたいと思っていた。

その思いを受け止めた燕は、王子の代わりに
貧しい人に宝石や金箔を届ける。とうとう南国に
帰る機会も逃す燕だったが、覚悟を決めて
王子のために運び続け冬になり、雪の中で死んでいく。

王子像の中には鉛の心臓があったが、
燕という大切な友を失った悲しみで二つに砕ける。
それと死んだ燕を一緒に天使が天国へと運んでいく。

子供の頃は、燕がかわいそうで仕方なかった。
そして大人になり、自分にも命を懸けて
守りたい愛の存在が出来ると、王子を愛する燕の
気持ちにも寄り添えたが、枯れ葉舞う北風の強い
今の時期に、ふと、思い出すことがある。

舞台を観ても、やっぱり健気な姿を想う。

「おいらも嬉しいんです。街の皆が喜んでくれて
それで、大好きな王子様が幸せになるんなら。
だって、王子様はおいらの友人ですから。」
あ〜〜燕さん。( ;∀;) 優しい心に涙がこぼれる。



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来音さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
蟹は色々ありますね。
ちなみに私、個人的には
松葉ガニのメスのセコガニが好きです。
赤いミソがとっても濃厚で美味しいです。
文字の中でも幸せを噛みしめてます(*^_^*)

>昔の人の方が純な愛で
接していたような気がします。今は情報の氾濫と守られ過ぎ?なのか温度が低いような..

それは私も感じます。色々守られているというか
きっと、昔は世の中みんなが貧乏だったのでしょう。
今は貧乏を体験する機会が無くなりました。
時代と共に辛いこともあり、今は今のつらさがあると思いますが、
究極の貧乏暮らしというか
底辺が違うのかもしれません。
炊き出し一つとっても、そんな気がします。

ミュージカルはライオンさんには是非体験をお願いしたいくらいです。はまっちゃうかも!
そうして、踊りながら地下鉄迄歩いたり、
毎日がもっとルンルンになったりしてね(^▽^)/

2023/11/29 07:07:20

莉梨さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
燕は、王子と口づけをした後、命尽きましたね。
銅像に寄り添うような最期でした。
とても幸せな気持ちになれたでしょうね。

>幸福な王子という題名は、結末ではなく、王子やツバメの優しい行為自体が幸せなんじゃないかと大人になってから思いました。

昨日、偶然に美輪さんのラジオで、
与えることについてのお話があったの。

与えることでぐんぐん力が湧いてくる。
それはそれはとても強い力。お腹が空いたって、
何もなくたって。。という大きな力になる。
最後は自分を好きになることだって話されてました。

莉梨さんがおっしゃる思いの中にも
含まれているんじゃないのかなって思いました。

2023/11/29 06:59:24

蟹、カニ

来音さん

食いしん坊の私は、カニに反応。(^^;
恥ずかしながらミュージカルは見たことないです。一度は経験しておくべきですかね。自分の子供には読んであげたこと無いですが、おいやめいには読んであげたかも。
違いは無いのかもしれませんが、昔の人の方が純な愛で
接していたような気がします。今は情報の氾濫と守られ過ぎ?なのか温度が低いような...でも、思う気持ちには相違はないのでしょうが。
でも、ホントに歳と共に、涙腺は弱くなってますね。(^^;

2023/11/28 23:29:42

幸せとは

莉梨さん

”幸福な王子”は、私も子供の頃絵本で読んで泣きました。
今でもツバメが王子の足元に横たわっていた絵が思い浮かびます。

最後は王子もツバメも幸せになったけど、幸福な王子という題名は、結末ではなく、王子やツバメの優しい行為自体が幸せなんじゃないかと大人になってから思いました。

2023/11/28 20:17:21

onさんへ

ローランサンさん

おはようございます。
いい話ですよね。って、
私もonさんも思うんですけど、
世の中には、様々な考え方がありますよね。

なので、価値観が違えば、やっぱり違うのかな。
そんな気もします。 
優しい気持ち、柔らかな気持ちを忘れないよう生きていきたいわ(^▽^)/

2023/11/28 08:17:47

岸田に

onさん

聞かせたい話です。

こんな素敵なお話を今から150年以上前に書いていたんですね。
岸田の読み聞かせてやりたいと思うのはぼくだけかな〜?

2023/11/28 06:25:43

柊 子さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
色んなドラマでも小説でもそうですけど、
主役ばかりに自分が感情移入して共感するわけではないですね。実生活でもそうですね。

>脇役も自分の思いので生きてる主人公。
おっしゃるように。一人一人に大切な人生の物語がある。私は、男の子のアニメとか息子とよく見てたんですけど主人公のライバルになるキャラクターによく感情移入してました(^▽^)/

他者の気持ちを知ることは、すごく難しい事だけど、
色んな角度から色んなものを見つめてあげるような
優しい目を持った自分になれたらな〜と思います。
そうしたら、わかりあえる一歩になれるかな。
ふれあえるのかなって思います。

そして、柊子さんがおっしゃるように「命を大事に生きたい」〜思うんですけど、蝋燭の明かりじゃないですが、命は時間。一分という時間の感覚も色々だけど、自分らしく使えたらいいですね。

2023/11/28 06:11:51

ももこさんへ

ローランサンさん

おはようございます。
わぉ!英語研究会ですか?カッコいい響きです♪
ももこさんの毎週、それも何十年と続いている英クロの道もそんな歴史もあったのかな。。と勝手に妄想です。(__)

「幸福の王子〜私は初めて知りました。
ネットで調べたら、幸福の王子という本もありますね。
この舞台は、幸福な王子と題した上で
しあわせの王子と読み方が書いてありました。
ネット見たらこれもあるみたいです。

The Happy Princeという原題をどう訳すか、
翻訳家の感性になりますけど、
「王子は幸せな王子として生まれ、幸せの王子と皆から親しまれました。そして、燕という素晴らしい友と出会い、最後は本当に幸せな幸せの王子となりました。ってこじつけかな?(*^_^*)」

幸せの王子という表現は、幸せの象徴のような響きを感じました。

2023/11/28 06:09:25

楪さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
童話作家って言うのは、どんなところから、着想を得るんでしょう(笑)子供たちの心に届けるようにわかりやすく、そして、大人になってもたくさんの思いを何度も味わえるような深い作品が多い気がします。

>王子も彼の死で共に死んでしまうほど、一心同体の存在だったのですね。

王子さまの両目にあった宝石も貧しい人に届けたので、目は見えなくなっていきますよね。そして銅像だから身動きも取れない、
燕も見せないようにしていたのかな。。
だんだん疲れ果てていく姿にも気が付けなかったと思います。その無念さも凄く感じました。
どうして、気がついてあげれなかったんだろう!って
なんだか自分に置き換えでも、心が張り裂けそうな出来事です。

>そうそう、忘れちゃいけないのが、優れた台本。なんせ、私はその道を学んでいたのですから。

楪さんって、ただ者ではなかったんですね(*^_^*)
お話を作れるって、素晴らしい才能ですね。
憧れますよ♪色々、考えて深掘りして、また考えて、あ〜〜凄いわ(^^♪

2023/11/28 05:57:52

ローランサンさんへ

柊 子さん

ブログ最後の燕の気持ち
これなんですよね!

物語や舞台はストーリー全体から捉えると
主役がクローズされるけど
脇役も自分の思いので生きてる主人公。

日々様々な事の中、それぞれに自分の思いを抱いてる他者と
お互い自分が心底幸せと感じれる関係
その巡り合いに感謝して、私も自分の気持ちに忠実に限られた時間、命を大事に生きたいと思います。頑張ります。
ローランサンさんのブログ読んで勇気が湧きました。
今日もいいお話をありがとうございました。

2023/11/27 17:57:30

幸福の王子

ももこさん

こんにちは。
高校時代の文化祭で英研で英語劇幸福の王子に参加したことを思い出しました。
大昔の話だわ。
王子像を作った微かな記憶。
そんなお話だったのですね。また読んでみようと思います。

私はずっと「幸福の王子」と思っていました。「幸福な王子」だったのかな、と今調べたのだけれど…。
色々。

2023/11/27 13:48:13

深かったのね

楪さん

おはようございます。

「幸福な王子」は、子供の頃読んだけれど、もう記憶が薄れてしまったようです。
燕のくだりは全く記憶に無くて…

深いお話だったのですね。
今になれば、王子の気持ちも、彼の思いを叶え、自身もその事に生きがいのような物を感じ、南に帰らなければ死ぬとわかっていても、残って思いを貫き死んでしまった燕の気持ちもわかります。

王子も彼の死で共に死んでしまうほど、一心同体の存在だったのですね。
朝から泣きました。^^;
そんな相手と、信念を貫けたら、死しても幸せだわね。

お芝居は、主役だけでは成り立ちません。
すべての役者、演出、照明音響、大道具、小道具、
皆が力を合わせてこそ、感動的な舞台ができるのですから。
そうそう、忘れちゃいけないのが、優れた台本。
なんせ、私はその道を学んでいたのですから。
遠い昔の事ですが…

2023/11/27 09:46:46

ドロンさんへ

ローランサンさん

おはようございます。

>どこまでお人好しでどこまで自己を犠牲にしてどこが幸せなんだと突っ込みたくなる王子像とツバメの死でしたね

本当に突っ込みたくなるほど愛溢れる物語でした。
朗読で聞かれたんですね。耳だけに集中すると
もっと、自分の世界の中で、思いが膨らみませんか?
ドロンさんもいい時間を過ごしたのですね。

大人になっても清らかな行為、清らかな愛のお話は
とても心に響きますよね。

2023/11/27 09:33:51

yinanさんへ

ローランサンさん

おはようございます。
色んな要素をそれぞれの立場で
考えられる深いお話だと思いました。

子供の頃は、ただ見えてるそのものしか見えず。。
今になると、友情、自己犠牲、無償の愛、
そして善人とは。。とか思うことばかりです。

燕は、王子の使いを一度だけならとか、
これで最後ですよなんて、言ってるんですけど、
自分が届ける宝石で、喜ぶ姿を見ると
気持ちよくなっていくんです。
善い行いが自分にもかえってくる喜びですね。

そして、いつも言い続けていたのは、
王子が幸せならば、燕も嬉しい。その理由が
王子は友人だからって何度も言うのは、泣けました。

yinanさんがおっしゃるように、愛ですね。
究極の愛だと思いました。そんな愛を一身に受けた王子は本当に幸せだったと思います。

このお話には、マッチ売りの少女も出てきましたけど、アンデルセンの童話は、
大人になっても心に沁みますね。

2023/11/27 09:30:51

TOSHI(トシ)さんへ

ローランサンさん

おはようございます。
私は誰でも知ってると思っていたんですよ。
アンデルセンの童話ですからね。。でも意外とみんな知らない人が多くって、簡単なあらすじを書きました。
色々端折ってるので、伝えきれてないと思います。
ネットに青空文庫なんてあるから、時間がある時にちょっとだけ読んでみてくださいね。

>関わった方が全ての人が一番ですね。

本当に! 踊りをメインにしてる子も
精一杯演じてくれたし、歌が上手な子は精一杯歌っていたし、とにかく若くて未来を思う彼らの姿はとっても気持ち良かったです。いい時間でした。

2023/11/27 09:16:49

自己犠牲

ドロンさん

そんな舞台があったのですね。好い時間だったようで、近くであれば自分も絶対に見に行ったでしょう。

この話を知ったのはラジオでの朗読でした。涙を流し放題流しました。
どこまでお人好しでどこまで自己を犠牲にしてどこが幸せなんだと突っ込みたくなる王子像とツバメの死でしたね。
最後の最後に「幸せ」が意外な形で終結する。博愛の精神が詰め込まれた秀逸な作品だと思います。

こうして思い出させていただき、ありがとうございました。

2023/11/27 08:33:59

あなたのためなら…。

yinanさん

おはようございます!

遠い昔に読んだ記憶があります。
今、ここで書かれた「幸福な王子」を読んで、
思うことは、燕は何故、王子の為に死んだのか?

燕は王子の美しさや優しさに惹かれて、
彼の願いを叶えるために自分の命を犠牲にした。
それとも、王子を友人以上の感情を持っていて、
愛していた。

燕は王子の友人であり、恋人であり、
最高のパートナーだったのでしょう。

燕さん多分、言ったでしょうね。
”王子様、心配しないで私はあなたのためなら、死ねます”と。

2023/11/27 08:10:13

ローランサンさんへ

TOSHI(トシ)さん

おはようございます。
「幸福な王子」のお話は知りませんが、
ブログを読んでて素敵な話であり、
ほんま優しくなれますね。
ありがとうございます。
ミュージカルでは、皆さんがそれぞれの
役割を楽しく演じているのが浮かびました。
関わった方が全ての人が一番ですね。

2023/11/27 06:47:31

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