お楽しみはこれから♪

2023年9月18日劇団四季アナと雪の女王♪ 

2023年09月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:レヴュー(洋楽ライヴ、映画など)

去る9月18日(月)敬老の日に、母と弟(次男)と3人で、竹芝の四季劇場まで「アナと雪の女王」鑑賞に行きますた。

元々、映画作品のアナ雪が10年近く前、自分が直腸がんで入院中に絶賛公開中で、TVのスポット広告を指くわえて見てたものです。
結局その年のアカデミー賞受賞作(長編アニメ賞)となり、ロングラン公開が決定したため、4月に退院後、5月のGWにどうにか吹き替え版だけ見に行くことが出来た、自分にとっては因縁のある作品でした。
(もちろん、ホントはオリジナル音声で見たかったわけでして、物理的に不可能だったので仕方なし…)

まぁそれでも、日本語版が素晴らしい出来栄えだったことが救いでした。
特に神田沙也加さんのアナ王女は、オリジナルよりも可愛らしく、お気に入りだったり。
なので早過ぎる訃報、本当に残念に思います。

さて、劇団四季の話でした。(^^ゞ

チケット取ることになったキッカケは、2023年3月初旬のBRYAN ADAMS来日公演でした。
先行販売のチケット取るため、久々にチケットぴあに登録したのです。
お陰で舞台だけでなくフィギュアスケートなど、色んなイベントのチケット情報が届くようになり、その中に四季のアナ雪も含まれてたワケで。

劇団四季バージョンのアナ雪は、ずっと気になってたけどチケット入手方が分からず、例によって指くわえてたところだったので渡りに船で、自分の分だけだと顰蹙かもと思い、一家3人分のS席予約しました。
母はミュージカル初体験との事だけど、アナ雪なら大丈夫だろう思いました。弟もどうかな思ったけど、劇場まで車で行ってくれるとの事で、一緒に見れることになり何より。

竹芝の四季劇場は、初めて行ったけど思ったより規模が小さい印象です。
でも音響効果が良かったと思うので、ひょっとして大き過ぎない方がいいのかも知れません。

ストーリーはほぼ映画をなぞってるけど、映画と舞台とでは表現方法違うだから、全く同じには出来ないと分かってるので、細かい違いはデフォルト思いました。
それでも、舞台作品としては上手くやってるんじゃないかと思います。
細かくどこがどうとは、ネタバレなるし書きませんが。
そうそう翻訳も、舞台化するにあたって違和感ないように、一部改変ありました。

劇団四季の初体験は小学校の課外授業?で「ジョン万次郎海を渡る」を見に行ったような。
内容覚えてないけど、メインの歌の一部をまだ歌えるから、楽しく見れたんだと思う。
次はたぶん、専門校の同じく課外授業で見た、「キャッツ」と「オンディーヌ」。
「オンディーヌ」はミュージカルでなくストレートプレイで、めちゃくちゃ良かったので、タダで見れて得しました。
「キャッツ」は正直…う〜ん、タダだから文句も言わず我慢して見た、っていうレベル。
野良猫たちの群像劇みたいな話で、毎年「たった1匹のジェリクルキャット」とかいうのが選ばれるけどどの猫が?って話なんだが、始めっからズタボロでみすぼらしく登場する猫いたから、コイツや!思ったら結局その通りで、意外性も何も無くメチャがっかり。
もうちょい、話の展開方法を工夫してほしい思いました。
その後10年くらいたって、「ジーザスクライストスーパースター」もエルサレム版再演ってコトで見に行ったですが…。
これも元がロンドンのミュージカルで、ハリウッドで映画化され、その映画に学生時代からずっとハマって、何度も見に行ってた作品でした。
で、当時の四季は、お世辞にもミュージカル役者の質が高いと言えず。

例えば当時ブロードウェイでは、4オクターブ出るのがミュージカル役者のデフォだったけど、日本にはほぼ存在しなかったし。
だから四季版ジーザスは高音が裏返り、ファルセットヴォイスで誤魔化され。
出ねーもんはしゃーないが、なら高い料金取るな金返せ!…と思ったのは事実。
(当時映画版ジーザスは2番館で500円で見れたし、四季は1万円近くとられただから…(TヘT))

…てなワケで長い間、四季はストレートプレイの方がレベル高い思ってたのですが…。
アナ雪だけは、そもそもがミュージカルアニメだからしょうがないし。(^^ゞ
お芝居そのものも相変わらず学芸会の域を出ないけど、日本のミュージカルってそんなもんだからしゃーないし、やはり生の俳優さんらの表情や息遣い感じられるのが、舞台のいいところだと改めて思い、ひところに比べ歌もダンス(群舞)も格段の進歩を感じました。
ヴォイトレが流行り、歌える俳優さん増えたことも何よりで、1度は舞台版を見てみたかったので望みが叶って満足。

見終わって劇場出る廊下で、四季見慣れてるらしいカップルの男性の方が、「隠語使うけど、正直言ってLKよかずっと良かった!」と言ってて、自分はそのLK(注:ライオンキング思われ)はどうしても見る気になれんくて見てないだから知らんけど、今回アナ雪の(ミュージカルとしての)レベル高い事には同意します。

アナ雪の見せどころってば、まぁ楽曲がいい事が第一けど、何と言ってもエルサの氷の城の再現だと思うので、こればっかりは見事というほかなかったです。
「Let it Go」に乗ったエルサの動きにつれて城が築かれる様子も、映画さながらとは言わんけど、予想を超えた再現率でした。

ストーリー的にも、「真実の愛」が男女のそれでなく家族、兄弟愛だってところや、悪役の意外性もこのミュージカルの魅力思うけど、うまくまとめられていました。
そうそう舞台用に追加された曲もかなりあったけど、違和感なく見れます。

何より、人生で初のミュージカル体験だった母が、見終わってしみじみ、「ファンタジーだねぇ。」と言ってくれたことが、このミュージカルの良さを言い得てる思います。
そのためか客席は満席で、母もびっくりしてた。
小学生以下くらいの、女の子連れたご家族多く、子どもたち大喜びでした。
ミュージカルファンのすそ野が広がれば、ミュージカル俳優志す才能ある若者が増え、質の向上につながるから、いい事だと思ってます。

まぁそれでもS席は高いので…もう1度見るかといわれるとアレですが、とにかく今回は見れて良かったです!
(今後、四季のほかのミュージカルも見るかといわれると、それもまた別の話なので悪しからず…(;・∀・))

そうそう最後に。
何と「ルパン三世」歌舞伎化!のニュースが駆け巡ってます。
12月の新橋演舞場で、片岡愛之助がルパンだそうで…
これも外せないから、今年は舞台の年になりそうでうれしいです♪
…てゆうか衣装どうなるんかな…
満艦飾の歌舞伎のイメージとかなり違げーけど。

※画像はネットからの借りものです。



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