どうでも雑記

ホタルの生息と自然環境 

2023年06月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:山里生活

山里のken家に向かう進入路の土手に毎年ホタルブクロが沢山咲く。
子供の頃に、このホタルブクロを取って、花の中にホタルを入れたら、花の先端を摘まむようにねじって、中のホタルが出られないようにする。
ホタルブクロの長めに切った茎を持って上にかざすと、ホタルブクロの中にいるホタルの明かりが透けて見える。丁度、提灯のようなので、子供心に楽しかったことを思い出す。

自然環境の破壊で、絶滅したかのように忘れられたホタルだったが、年々ホタルの生息地が増えている。
自然の沢を公園の水路や池のように造成して、ホタルがすめるように護岸を施して、放流しているケースも多くある。
ホタルの生息を保全環境の保全活動として、観光的なPRをしているところもある。
ところが、一部ではホタルの餌となるカワニナが生息していないとか、自然環境が十分でないことなどから、ホタルが生息できないので、毎年業者から養殖ホタルを買って来ては放流しているところもあると聞く。

本来だったら自然環境の保全は、ホタルが生息することだけでなく、その土地に昔から生息する在来生物を保全する、自然保護活動や昔のような自然環境への復元改善が本来の在り方だと思う。
観光的なパフォーマンスに対して、「ホタルの養殖放流=環境保全=良い試み」のような地域のPR活動が目立つ現在。本当に自然環境に配慮した試みなのか、それとも見せかけなのかを見極めず、ホタルが飛ぶと…とPRするなど、間違った価値観を多くの人達に与えてはいないか。

安易にホタルを養殖放流する前に、自分達の手で身近な生物を調べることが、環境保全や環境改善につながり、その地域の歴史をも振り返ることが出来る。
ホタルが生息できる環境でなく、多くの生物が一緒に生息できる自然環境をつくることで、そこにはホテルも生息できるということになります。そのことが地域の魅力となり愛着へとつながるに違いない。

私たちが自然に接しなくなったのは、生活環境の変化と片付けてしまいがちだが、それだけではなく自然の中に出かけなくなったのです。生活習慣が自然とかけ離れてしまったことが大きいように思う。

写真は今日の一挿し(ホタルブクロ)とホタルが自然生息する小川



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宏子さんへ、

素浪人kenさん

山奥でも貧乏でも昔は四季を感じ、自然と共生しながら心豊かな生活ができていたように思います。
合理性と経済的豊かさだけを求めてきた現代社会の忘れ物が、心の豊かさと自然です。
自然破壊という重大な犠牲のもとに我々の生活があるとしたら、自然と共生できる地域づくりに関心を持つことだと思います。
懐かしい子供の頃の、あの自然に憧れを抱いて…。

2023/06/10 19:49:49

ホタル

宏子さん

今は自然環境が壊され何もかも便利になりました。
その反面情緒がなくなりました。
蚊帳に入ってきたホタル
ホタルを追って溝にドボン
懐かしい丹波篠山山奥の想い出です

2023/06/10 13:36:24

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