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ピザのお話ではなく恋愛映画「リコリス・ピザ」 

2023年05月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「リコリス・ピザ」 2021年製作 アメリカ 原題:Licorice Pizza ポール・トーマス・アンダーソン監督の「リコリス・ピザ」という映画を見た。“リコリス・ピザ”とは、ロサンゼルスのレコード・チェーン店のことで、そこから監督がインスパイアされてタイトルにしたものだという。また主演の2人は映画初出演という大胆な起用。ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品では、生まれつきの大きなチンチンを持って生まれた男性が、クラブで皿洗いをしているところをスカウトされ、ポルノ映画界に進む。やがてドラッグに溺れ破滅していく様を描いた「ブギーナイツ」という映画がぼくの記憶に残っている。「ブギーナイツ」は、評価の高い作品なのだが、評判ほどにはぼくの心には刺さってこなかった。「リコリス・ピザ」も同じだ。第94回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞の3部門にノミネートされた。どんなものかと観てみたら、これが「ブギーナイツ」よりもっと自分の感覚に響かない。「リコリス・ピザ」は、15歳の高校生である少年と、自称25歳の撮影助手をしている女性との年の離れた恋愛映画。15歳のゲイリーは「君と出会ったのは運命なんだよ」と、相手にしてくれない彼女を何度もくどいて食事に誘うところから物語は始まる。この映画はブログに使った1枚のこの写真に惹かれた。女性がとても楽しそうに走り、それを見守る男性も彼女の楽しそうな表情を見ていて、心が一緒に持って行かれているような場面。その輝きが、映画の中にも散りばめられているのかと思って期待したのだけれど、盛り上がらない。写真や映画広告と違って、じっくりと主人公二人の容姿を見せられると、男の子のほうは小太りのにきび顔だし、女性の方も綺麗な部類に入るのだけれど、見慣れてくると平凡に見えてくる。あと、映画の画面に奥行がない為に、アメリカのお金をかけていないホームドラマでもながら見しているような気になってくる。そもそもなかなか二人はくっつかないけど、障害があるならしかたがない。でも、二人の交際を邪魔するものがない状況で、お互いに自分以外の人と親し気に話しているのを見て嫉妬し合っている。「はやく二人くっつけばいいのに・・・・・・・・」と、単純に思ってしまう。そして、ぎりぎり退屈しない程度には話がすすむが、それぞれ彼らを取り巻くエピソードにまとまりがなく物語がどこに向かおうとしているのかぼくにはわからなった。『そんな状況で観終わって、まあこんな風にピンとこないままに観終わってしまう映画もあるさ・・・』という事でこの映画に関する想いは終わるところだった。気まぐれが起こり映画評論家の町山智浩はこの映画に関して何か解説していたりするのだろうかと、ネット検索してみた。ちょうどいい具合に女優・藤谷文子と、語り合っている「町山&藤谷のアメTube」という番組で「リコリス・ピザ」を取り上げている回をYouTubeで見つけたので聞いてみた。驚きだった。つまらないと思っていた映画にも、あたりまえだけれど色々な出演者の選択のエピソードやドラマがあることがわかった。何より映画にまつわる話しが見終わったあとだからこそ、とても楽しく聞くことができた。それにしても、町山の映画の背景に関わる事や、監督や映画出演者に関する情報の詳しい事・・・・・・どれくらいの情報量が彼の頭の中には蓄積されているのだろうと、不思議になるくらい。ということで、映画が面白くてその映画に関わる記事を読んで楽しむという事はよくあることだ。でも今回の作品は、『当の映画の面白さより、映画に関するお話』のほうが面白かったという変速的な楽しみ方を体験した事に繋がった。 参照:アカデミー賞3部門ノミネート「リコリス・ピザ」【町山&藤谷のアメTube】 

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