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「ダンボ」はある意味、ティム・バートンの自伝的作品 

2023年03月23日 外部ブログ記事
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「ダンボ」 2019年製作 アメリカ 原題:Dumboティム・バートン監督の「ダンボ」を見た。ダンボというディズニーの映画は、子供の象が空を飛ぶというような心もとない記憶しかない。でも、実写版「ダンボ」に関してアニメ版を忘れてしまっているので、比較して『ああだこうだと、批判的にならなくて観れるからいいかな?』と思った。結果、とても面白かった。ダンボが大きな耳を使ってそれを鳥の羽のごとく活用して飛んでいたということまで忘れていた。映画で、ダンボが飛んでいる様子は、本当に空間を自由に飛び回っているように見えたし、サーカスの場面も独特な美術感覚で、さらにデラックスで良かった。但し、ティム・バートン監督の作品では、「 シザーハンズ」(1990)と「チャーリーとチョコレート工場」(2005)がぼくは大好きで、その作品と比較するとどこか、監督の独特で奇妙な個性を封じ込めたような印象を受けた。そこだけが気になった。それで、ティム・バートン監督のインタビューを確認した。当作品に関しては、このように解説している。「監督にとって、ダンボの大きな耳に当たるものはありますか。」という質問に対しては、「他の人にとっては欠点や短所に思えることを乗り越えて生きている人はたくさんいると思います。それは肉体的なものかもしれないし、精神的なものかもしれません。この映画ではその問題を“空飛ぶゾウ”という形に単純化して語っています。」また、監督のサーカスへの思い入れを聞かれてこう答えている。「実は子どもの頃、サーカスはあまり好きではありませんでした。動物が捕らわれておりの中に入れられているのが嫌だったし、ピエロや、団員たちがやっている芸も怖いと感じていました。ただ概念としては、『こんな家から逃げ出してサーカスに入るんだ』というフレーズがとても好きでしたし、『居場所のない者や異形の者、仕事のない者が、そこに集まって何かを成し遂げる』というイメージにも引かれました。そういうものが私の映画に出ているのだと思います。それと別の記事で、実はこの映画がディズニーと決別する原因となったことが書かれていた。「わたしの歴史はディズニーから始まった。そこでのキャリアでは、雇われたりクビになったりということが何度もあった。だが『ダンボ』での経験で、わたしのディズニーとの日々は終わったと思わされた。わたし自身がダンボであり、(ディズニーという)恐ろしい巨大なサーカスで働いていて、逃げる必要があるとわかったのだ。あの映画は、ある意味、とても自伝的だといえる」面白くていい作品だけれど、違和感を感じた理由には、このような事情があったという事を後で知った。ティム・バートン監督がディズニーと決別した後に、どのような作品をみせてくれるかが、個人的にはけっこう楽しみだ。参照:【インタビュー】『ダンボ』ティム・バートン監督   ティム・バートン、ディズニーは「恐ろしい巨大なサーカス」 決別を宣言 

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