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読書日記
『踊る彼女のシルエット』 読書日記168
2023年03月14日
テーマ:読書日記
柚月麻子『踊る彼女のシルエット』双葉文庫
義母が営む喫茶店を手伝う佐知子と芸能事務所でマネージャーをする実花。
出会ってから十六年。趣味にも仕事にも情熱的な実花は、佐知子の自慢の親友だった。
だが、実花が生み育てたアイドルグループが恋愛スキャンダルで解散に追い込まれたのをきっかけに、彼女は突然“婚活"を始める。
「私には時間がないの」と焦る実花に、佐知子は打ち明けられないことがあり……。
幸せを願っているのに、すれ違ってしまう二人が選ぶあしたとは。
揺れうごく女の友情を描く長編小説、待望の文庫化。(単行本『デートクレンジング』より改題)
美加がマネージャーをしていたアイドルグループの名が「デートクレンジング」(旧題名でもある)。これは米語で「デートクレンズ」という言葉がもとで「女の人はデートしない時期を意識的に作ろう」という意味らしい。
実花が婚活に邁進する中で、その婚活を指南するのが芝田という女性。いろいろ言うけれど彼女自身が婚活に成功している訳では無い。その他に佐知子の義母、解散後のデートクレンジングのメンバーであったリーダー格の春香と知性派の暮羽など、この話は女性が描写の中心であり、男は脇役に過ぎないのであるが、おそらく本書中で語られる言葉には若い女性にとって多くの胸打つ言葉があるのだろうし、「わかるわかる」という感覚も呼び起こされるのであろう。まあ、年を喰った男である私にはその心境を正確につかむことは出来ないけれど、楽しい話であった。
(2023年3月5日読了)
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