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二人の若い女性が罠に「わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない」 

2023年02月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない」2020年製作 アメリカ 原題:Assassins 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の兄が、空港で女性二人に殺されてしまった。ぼくにとっては、そんなおおざっぱな印象しか残っていない2017年2月13日のニュースだった。殺害した後の若い女性二人の行動が、マレーシアのクアラルンプールの空港の監視カメラに残っていた。ニュースでは、テロリストの割にはのんびりしている行動で、まるで捕まえてくれと言わんばかりに見えた。それにプロの犯行というよりは素人のように感じた。ライアン・ホワイト監督の「わたしは金正男(キム・ジョンナム)を殺してない」は、クアラルンプールの空港で、二人の女性に殺害された金正恩の兄である金正男の事件の真相に迫ったドキュメント映画だ。ぼくのように、この暗殺事件に対してほとんど情報を持っていない人、もしくはまるっきりこの事件を知らない人が見れば、ますます面白さが増すのではないか。女性二人は、北朝鮮の工作員からバラエティの映像コンテンツとして『いたずら動画を摂る』名目で、女優として出演しギャラを何回かもらっていた。それで、動画出演に慣れてしまう。金正男を暗殺したその日も、単に見知らぬ男性に目隠しをするいたずら動画の撮影だと思っていたのだ。その目隠しが、毒性が高い神経剤VXという液体を金正男の顔に塗っていたとは知らないでいた。しかし、事件として暴かれ気が付いたときに二人は、殺人罪で起訴されれば死刑執行は免れない身となっていた。不安をあおるような独特な音楽の使い方がスリラー映画のようで効果的だ。北朝鮮をめぐる女性二人がまき込まれた暗殺事件の怖さが心に染みてくる。また、時々入る何気ない映像が綺麗で、物語のトーンに強弱をつけている。暗殺直前の金正男は、マレーシアのランカウイ島でCIA関係者と接触していた。日本円で1300万円相当の米ドルの授受もあった。金正男は、アメリカのCIAに北朝鮮の情報を渡すというスパイ活動をしていた事が知られ、それを阻止する意味もあり暗殺されたとする見方もある。しかし監督のライアン・ホワイト氏は、このドキュメントを社会的な問題、政府・政治についての映画のつもりでとったわけではないと言う。「いつも中心にあるものはヒューマンなハートであって、惹かれるものは人物や、グループです。そういうもの描いていますし、これからも描くつもりです。」また、今後のテーマとしてこのような発言をしている。「僕は不正であったり、不公平なことにとても惹かれます。残念ながらドキュメンタリーでテーマとして目立つものって、そういう不正や理不尽なものをテーマにしていることが多いですよね。いまはアラバマで起きた自分のレイプ犯を銃で撃って殺してしまった女性が、第一級殺人罪に問われている事件を追っています。ただ、こういうダークなテーマを扱っていたら、同時に軽妙なものも扱ってバランスを取ろうとも思っています。というのも、この仕事は出張が多く、どうしてもダークで悲しい物語が多いから、意図的にそうじゃないものを探しています。火星の話とかですね。」 

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