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むぅびぃ・とりっぷ
女性よりダメオヤジが光る「しびれくらげ」
2023年02月05日
テーマ:テーマ無し
「しびれくらげ」 1970年 日本「いそぎんちゃく」とか「でんきくらげ」とか「しびれくらげ」、これらの海に関わる生き物がタイトルが映画につけられると、なんとも妙な色っぽさを想像させ、これを思いついた人はすごいセンスだと思った。この”軟体動物シリーズ”は以下のように6作続いた。1)いそぎんちゃく (弓削太郎監督・1969年8月30日・大映)2)続・いそぎんちゃく (臼坂礼次郎監督・1970年2月7日・大映)3)でんきくらげ (増村保造監督・1970年5月1日・大映)4)夜のいそぎんちゃく (弓削太郎・1970年7月1日・ダイニチ映配)5)でんきくらげ・可愛い悪魔 (臼坂礼次郎・1970年8月23日・ダイニチ映配)6)しびれくらげ (増村保造・1970年10月3日・ダイニチ映配)その映画のうち6本目にあたる増村保造監督の「しびれくらげ」を無料動画サービスGYAO!(ギャオ)で見た。「GYAO!」は3月一杯で全てのサービスを終了する。色々な映画やドラマを見てきたので、なんともさびしい限りだ。物語は、渥美マリの下着姿でのへんてこな踊りと共に始まる。『こんな踊りをしながら、ベッドに入る人なんていないようなぁ』と、苦笑しつつ見ていると、なんとこれは下着のファッションショーとのことで画面が引くと、観客がテーブルに座って観ていることがわかる。渥美マリ演じるファッションモデル・みどりの一本調子の棒読みセリフが、どうもしっくりこないと思いつつ見ていた。それとは真逆に、目が覚めるように生き生きと演じていたのが、みどりの父親・正介を演じていた玉川良一。娘が帰ると、酒を飲んでいて娘が連れてきた彼氏にも飲んでいた冷酒を勧めて、「いずれは私の婿になる方だ」と、もてなす。彼氏が金持ちなので、「死ぬまで遊んで暮らせりゃー」「毎晩、うまい酒がのめるってもんだよ」と、娘の結婚後の悠々自適な生活を想像しているのだ。娘は険しい顔になる。彼氏が帰った後に父親が自分のバックからお金をくすめているのをみつけ、親子喧嘩が始まる。「静かにしてよ。近所迷惑だわ!」と、娘が叫ぶ。住んでいるのはアパートなので、壁も薄いからもっともな事なんだろうけど、親を叱るみどりの声のほうが大きいので、「そっちの方がうるさいよ!」と、思ってしまう。みどりのオヤジさんは、ストリップ小屋で働いている。仕事帰りに寄ったバーで美人局に合って、ヤクザ二人に脅される。そのヤクザの一人・健次を演じた田村亮は、田村正和の弟にあたり、田村正和と同様に味わいのあるハンサムだ。そのヤクザとみどりが手を組んで、自分を利用した彼氏とそれを画策した大メーカーの大東繊維の重役からお金をふんだくるという映画で、痛快な物語となっている。但しぼくの印象ではこの映画の影の主役は、徹底したダメオヤジを軽快で憎めない男として演じていた玉川良一だと思った。ところで、渥美マリはこの映画のタイトルの印象とは違って、ほとんど裸を見せていない。『裸はイヤ』とヌードを敬遠し、その後の色々な映画の現場で主張して、ほされたりしたようだ。また、1978年5月に大量の睡眠薬を飲んで自殺未遂を起こしている。理由として、かつて二年渥美と交際し、当映画にも出演している俳優・酒井修は、「渥美は自身の代役だった松坂慶子や後輩の関根恵子が大スターになっていくのに嫉妬や焦りを感じて悩んでいた」と話している。この作品は監督・脚本が数々の名作を残している増村保造であることからも推測できるように、お色気映画ではなくて物語でみせている映画だ。これを見たら、他の軟体シリーズも気になってきたので、機会があったらぜひ見たいと思った。
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