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吾喰楽家の食卓

四枚目の喪中葉書 

2022年11月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

一昨日、歌舞伎(五段目・六段目)と落語(殿中でござる・中村仲蔵)を、楽しんだ余韻が冷めやらぬ想いで帰宅した。
家へ入る前に、郵便受けを覗くと喪中葉書が一枚あった。
今年は、既に会社の先輩や後輩から、三枚の喪中葉書が届いていた。
薄暗い中で、差出人の名前を読んで驚いた。

直ぐに家に入り、明るい中で本文を読んだ。
差出人は、44年勤めた会社の社長で、亡くなったのは実父である会長だった。
入社時と退職時は、会長直轄の部署に配属されていたので、接する機会は多かった。
喪中による欠礼を知らせる挨拶状だから、先月87歳で他界したことだけで、詳細な状況は分からなかった。

翌朝(昨日)、時々だがラインで交流している、会長秘書へ連絡することにした。
直ぐに返信があり、葬儀は内輪で済ませ、落ち着いてから「お別れの会」を開くという。
近日、四十九日の法要を営むらしい。
「何れ自分たちにも来ることで、それまでは愉しく生きる」と、結んであった。

昨日は、銀座の定例会だったので、本来はそれが主題になるはずだった。
今回のお題は『ブリしゃぶ』だったが、写真だけご披露して、詳細は省略することにした。
会長の訃報で、自分でも驚くほど動揺したのは、自身が後期高齢者の仲間入りをしたからだろうか。
何れにせよ、四枚目の喪中葉書だから、これでシマイにしたい。

   *****

写真
2022年11月26日(土)の宴席

お礼
「助六持参の芝居見物」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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