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たかが一人、されど一人

有識者 

2022年11月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 政府が防衛費の増額とその費用の捻出をどのようにするか、を決めるために思案投げ首らしい。普通に考えれば、かかる重大事案はじっくり国会で議論すべきだと思うが、その前に有識者会議を開いて議論している。今日から始まる臨時国会の審議では表面化しないだろうが、次の通常国会の来年度予算審議でどのような議論になるかが見ものだ。戦後70年以上にわたりGNPの1%以内を国民との約束として堅持すべく努力してきた先輩の努力を一気に覆し5年で2%に引き上げるという無茶苦茶な方針の大転換。賛同者少数を見越しての根回しのつもりだろう。招集に応じた有識者は手際よく賛成した上に「国民の安全を守るためだから、国民に増税を課して負担せしめるのが当然」との有り難い結論で一致したとのこと。先の大戦以降、永久的に不戦を誓った日本人だから、憲法が変わらない限り戦争をすることは出来ない。しかしこっちが戦争したくなくても、他国が戦争を仕掛けてきたらどうするのか?そのためには自衛隊がいて、防衛してる間に国連や同盟軍が救援に駆けつけて敵を排除してくれることになっている。この筋書きが些か心もとないから、憲法を変えると言うのが自民党積年の考え。しかし長年そうは思っていても、なかなか思うようにいかない。仕方ないから防衛の拡大解釈、なし崩しで「先制攻撃とか敵基地攻撃能力整備」と言った実質戦力の拡大を図りつつあることは既に多くの人の知る通りだ。しかし表看板に不戦を掲げてだから、することなすこと矛盾だらけで、敵基地攻撃以前の問題として、日本の防衛対策が実際にどの程度役に立つのか分かっている人が居ないようで心配でならない。典型が今月起きた北朝鮮のミサイル発射絡みのこと。3日にはJアラートが発信され大騒ぎになったが、実際にはミサイルは飛んでこなかった。しかし18日には日本上空を飛翔していたがJアラートは発信されていない。元朝日新聞記者で軍事評論家の田岡俊次氏の言を借りよう。「敵基地攻撃能力不可欠でなくて不可能です。」友好関係にある隣国中国でさえ、日本全国の人口30万人以上の都市に対して照準を定めたミサイルを実戦配備済みとも言っている。言いたいのは、残念ではあるが日本から戦争の経験者が居なくなっている事実。防衛制服組は一生懸命訓練を続け、戦争研究にも余念は無いだろうが、実戦に巻き込まれた時の対応能力は未知数だ。ましてや政府に招聘された有識者の面々が戦争に思いを馳せても何の役にも立たぬだろう。

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