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大人のための100選より 

2022年11月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:本を読む

鳥取県では4,5年前から
本の紹介プロジェクト「大人のための100選」をやっているらしい。
元司書の方が選んだ100冊のラインナップ。その中で
19日の土曜日にはラテンアメリカ文学の講演があった。

馴染みのないラテンアメリカの文学だけど、
気がついてみれば 他の本なんて
「はあ? これがベストセラー?、えっ 話題作?
       ふ〜ん それが何なの?」
ともう目に入らないほど
インパクトを受けたのはラテンアメリカ文学の本だった

ある日、大きな書店で目に留まった背表紙のタイトル。
分厚い!重い!金額が張る!
しかし、ちらりとあらすじを読めばもうその場所から動けず、そのままレジに向かった。

さらにその日の夜、
遠く離れた友人から同じ本を買ったとメールが来たのには
おどろき もものき いろはにほへと (*´∀`*)

その本とは、ガルシアマルケスのノーベル賞受賞作「百年の孤独」。
土埃のするような土着な世界。砂が舞う!泥が跳ねかえる!
ある一族の100年の物語。
とにかくこんなの読んだことない。
ジェットコースターのように感情が溢れ出す!

日本でこの本が出版された時には
20世紀の文学シーンを変えたとんでもない作家〜ガルシアマルケス
19世紀にはプルーストなどの作家が物語の世界において
すべて書き尽くしたと思っていたのに、まだこんな鉱石があったなんて!
と大手新聞社も絶賛したようです。

講演者の元司書もマルケスマジックにはまり、大ファンだと語っていたが、本当にクセになる作家だ。
私も「百年の孤独」から始まり
「コレナの時代の愛」などかなり多くの本を読んだ。

しかし好き嫌いがはっきりと分かれる作家なのも事実。
嫌いな人はとにかく嫌いだと思います。
ちょっと読んだたけで見たくもないでしょう。

元司書の方は、詩や思想の本が好きらしく
私も同じなのでそんなあなたへ♪

そして、体力に自信ある方におすすめです。
へとへとになりながらゴールのテープを切る感じだけど
その後に見える世界が
丸ごと変わったように思えるかもしれません。

このナビトモの介護士キクさんにもインパクト部門1位として紹介しました
彼女はアスリート魂で読み切ってくれました。感謝です

講演では、他にも十名程度の作家が紹介されたが
映画好きの方へ、マヌエルプイグです。
著書「蜘蛛女のキス」は
舞台にもなり映画にもなった素晴らしい物語。

私も何度も映画を観て惚れました。買いました。
美しい友情〜もうそれは人間愛の物語です。
主演のウィリアムハートは今年お亡くなりになりましたが、耐えがたいほどいい演技でした。

講演は予定時間を過ぎても質問がと切れることなく
皆さんラテン文学の魔術にかかったまま家路に向かったのか。。
私はその足で美術展へと向かったのでした。



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TOSHI(トシ)さんへ

ローランサンさん

おはようございます
講演とかあると世界が広がりますね。
水先案内人と言うのは有難いと思います。

ソフィーの選択〜これは映画で観ました。
とても心に残っている作品です。
欧米と日本人との子供に対する意識の違いを感じました。小さい子ではなく より生き延びれる可能性のある方という選択なんですね。 
けれど苦渋の判断にはかわりません。辛いですね。

エミリー・ディキンソンの詩が映画では流れていますが、本の中でも引用されているのでしょうね。
私はこの詩人もとても好きです。

私も挫折本も数知れず、
プルーストは何度読んでもすぐ眠たくなり
三度目にやっと一巻読めました。
体力要るわ(*´∀`*)

2022/11/21 08:10:10

ローランサンさん

TOSHI(トシ)さん

おはようございます。
「大人のための100選」いいですね。
ほんの新たな出会いがあり、講演聞けるのも一助になりますね。
僕は長編は、昔、「ソフィの選択」で挫折したなあ。
エッセイなど、短編があってるような。
ローランサンさんは、アスリートとして、
頑張ってくださいね。^^

2022/11/21 06:40:22

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