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連続テレビ小説「だんだん」と鈴木砂と園子温 

2022年04月16日 外部ブログ記事
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 今から14年前の2009年に、NHKの朝の連続ドラマは「だんだん」というのをやっていた。主役は双子の女優の三倉茉奈(みくら・まな)と三倉佳奈 (みくら・かな)。相手の存在を知らないで育った双子のめぐみ(三倉茉奈)とのぞみ(三倉佳奈)が出会い。そして二人は医療と祇園の女将への道を進んでいく。● ウソ、偽りのない演技をしたいから最初のこのドラマの印象は違和感だった。「主人公よりも、ことごとく回りの人のほうがきれいなドラマって・・・・。」 という感覚や、何か舞妓さんの白塗りの主人公がお昼や朝のドラマには合わないような気がしていた。 新聞のテレビ欄で総集編をやっていることを知り、ためしに見てみた。それからはまった。何より笑顔がさわやかでよかった。演技がうまいのだろう。それに、二人のお母さん役がまた何ともいえない味を出している。シジミ漁師の娘・めぐみの育ての母親役の鈴木砂羽(すずき・さわ)。彼女はとってもやさしげで暖かい味をだしていて、そしてきれいだ。一方、めぐみとのぞみの生みの母で祇園でも指折りの芸妓役の石田ひかり。顔ももちろん美人だが、声が透き通っていて日本的な情緒を感じさせる趣きがあり、実に魅力的だった。泣きどころをけっこう抑えていたドラマで相変わらずぼくは一番涙ぐんで、いっしょに見ていた家族にもあきれられていた。そのドラマでの鈴木砂羽は、喜怒哀楽をじっと胸の内に溜めている風情がせつなくて、特に心撃たれて好きだった。ところがインタビューでは、ドラマの役とは違うキャラクターであることを発言していた。「でも私は納得しないと芝居ができないタイプ。20代から生意気だといわれた。現場で言いたいことを言うのは、ウソ、偽りのない演技をしたいから」「朝ドラの母親役といえば金字塔。30歳代に入ってすぐ母親役が来て愕然(がくぜん)とした。結婚していないし、子供もいないのに、老けて見えるのかしら」と苦笑する。気の進まない役でも『砂羽ちゃんでないとできない』なんて監督に言われたら、引き受けて頑張っちゃう」とグチも出る。同い年の飯島愛の突然の死には「明日はわが身」とショックを受けた。「あーあ、今は自分を変えたい。2009年は変化がほしい。結婚も子供も……」。とゆうぐあいに、その時に読んだインタビューの記事に意外な想いを持ったものだった。という事をひさびさに思いだしたのは、鈴木砂羽が「note」というサイトに書いた文章が話題になり、ニュースになっているからだ。自身が十数年前、ある映画監督に罵倒された経験をつづったと、書かれているが、どう読んでみてもこれは園子温監督を指していると思われる。● お前みたいな女優は二度と顔見せんな鈴木砂羽は「note」で十数年前のある映画の試写に行った出来事に言及。当時、次回出演予定だった作品の監督と初顔合わせの会食があり、「自分の若い時からサブカル的に活躍していた監督自身に普通に興味があったので、会うことを楽しみにしている自分もいた」。その監督から試写の感想を聞かれ、鈴木が「正直に思ったことを口にした。とはいえ言葉は選びつつ」答えた。実は映画の内容自体にさほど心を動かされなかった。エログロ的な画の中で、俳優たちの死闘のような頑張り。と、その横で監督がめっちゃ激しくマスかいてんな、、、《あくまで個人(鈴木砂羽)の感想です》とは当然言えなかったのでとにかく俳優たちの演技中心に讃えたという。すると、監督は思ったような感想が聞けず気分を害し、海外映画祭などでの功績を語り、さらに「君はお父さんが芸術家なんか知らないけど勘違いしてない?」などと責め、鈴木の過去の出演作にあれこれ文句をつけたという。「あんなテレビの延長映画みたいな作品に出てイイ気になってる」「〇〇監督はクソだ、あんな作品に出てるお前もクソ」等々、罵倒も加速していく。また、監督は自分が以前交際していた俳優のの名前を挙げ、「自分の元を去っていった女優がいかに売れたのは自分の功績だと言う事を語り出した」と鈴木はつづる。そうした会話に呆れていたところ、当時交際していた元夫から電話が入ったため手短に対応すると、監督は「この俺と話してるのにお前は自分の男との電話に出るのかーーー!!」と烈火のごとく怒りを露わにした。鈴木のマネージャーが謝るも、「出てけ。お前みたいな女優は二度と顔見せんな」と言い放ったという。鈴木はすぐさま席を立ち上がり「そうですか。分かりました。いいよ、帰ろう〇〇。(マネージャーの名前)ほら行くよ」と、平謝りのマネージャーの腕を引き、さっさと店の外に出たという。内容は、この抜粋の紹介文章で満足せずにぜひ下に掲載したリンクをたどって全文を読んでほしい。いかに園子温監督が人間としてダメなパワハラ男であることがわかる内容だ。それでも、彼の出来上がった作品は人の心をうつものがあり、海外でも評価される映画を制作してきたのは確かなことなのだ。人間性がダメだから作品にそれが影響してカス映画ができるわけではない。傑作マンガ「巨人の星」や「あしたのジョー」のマンガ原作者である梶原一騎も、女性に乱暴し泥酔を重ね、普段の行動がめちゃくちゃになって週刊誌ネタになっていたが、その最中でもすばらしい漫画原作も産み出していた。と、いうところが悩ましいところだ。ぼくは園子温の映画は、好きな映画と嫌いな映画がはっきり分かれるのだが、これからも活躍してほしい日本監督の一人だ。さらに、女優・鈴木砂羽は好きな女優の一人だ。そしてnoteに書かれている文章は、読みやすいし内容もある。コミックエッセイの本を出しているようだが、その筆力があれば文章だけの本を新たに出せそうだ。と、いうわけで、これらの映画界のセクハラ、パワハラニュースは聞き覚えのある名前が出るだけに読んでしまう反面、読んだ後に複雑な嫌な嫌な苦い味が残ってしまうのがしんどい。だったら無視をきめこめばいいのだけれど、読んで新たに知ってしまう事、考えを改める事もあり、かっぱえびせんのキャッチコピーではないが、「やめられない、とまらない」状態なのだ。参照:無性に書きたくなって。鈴木砂羽 「note」    鈴木砂羽、映画監督と会食し罵倒された過去 「泣き寝入りしてはいけない」 

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