ぼたん鍋

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トラのミステリな日常

2021年11月20日ナビトモブログ記事
テーマ：テーマ無し

15時少し前にチェックインし。すぐさまお風呂に行きました。
誰もいない大浴場で、露天風呂も満喫しました。
一人の大浴場は良いですね。

お風呂を出て、17時30分を待って、いよいよ目的のぼたん鍋です。
食事場所は半個室の部屋になっていて、他のお客さんとは顔をあわさないようにできています。

良い感じの部屋です。部屋に入って
「シシ肉の追加はできますか？」と、まず確認。
若い頃は4人で20人前を食べたこともあるので、到底1人前では足りないと思います。

座ってすぐに、鍋の準備をしていただきました。
鍋のベースは味噌スープです。野菜がたっぷりあるので、これでおなかが膨れてしまいそうです。
オマケに、お餅とうどんがついていました。

コンロに火がはいり、
「スープが沸騰したら、お肉を入れてください」とのことでした。

しばらく待って、持ってこられたシシ肉（写真）2人前は、冷凍もののよう（？）です。

少し凍っていた状態だったので、最初に全部鍋に入れてしまい、しっかり煮込みました。
「シシ肉は、煮込めば煮込むほど柔らかくなるので、しっかり煮込んで食べてくださいね。あと、ご飯がありますので、お吸い物と香の物を持ってきますので、ご用があれば、ベルで呼んでください」

シシ肉の方は、冷凍物だと思います（？）が、臭いも無く、肉の厚みも十分あって、食べ応えがありました。

味噌のスープで煮込んでいますが、生卵がついています。
すき焼きのように、卵につけて食べるのですが、これがなかなか美味しかったです。

卵の追加を戴いて、ついでにシシ肉も、もう一人前を追加しようかと思いましたが、うどんとお餅があって、最後にご飯もあるというので、一応食べてから･･･と言うことにしました。

でも、お餅とうどんでほぼ満腹になってしまいました。
最後にご飯とお吸い物、香の物が出てきて、デザートまでついていたので、少し食べ過ぎました。

若い頃は、野菜をほとんど食べずに、シシ肉ばかり食べていましたが、今回はたくさんの野菜がついていたので、それも残さず完食です。

冷凍物だと言うことを除けば、コストパフォーマンスは抜群です。
鍋の出汁は味噌スープで、卵につけて食べるのは初めてです。味が予想できなかったのですが、食べてみると、とても美味しかったです。

シシ肉が厚めにスライスされていたので、噛み応え十分です。もう少しうすく切ってあった方が食べやすいのでしょうが、満足感はありました。これは、ちょっと、クセになりそうです。

冷凍物だと言うことで、食べる前は少し臭いがあるのでは･･･と、心配しましたが、味噌で煮込んで卵につけると、全く気になりませんでした。
でも、昼食なら、ぼたん鍋一人前のコースが2600円と言うことなので、コストパフォーマンスも良いですね。

ところで･･･

イノシシの肉を、どうして「ぼたん」と言うのかというと、諸説あるようですが･･･。

①ぼたんの名は、イノシシの肉を煮込むと脂身が縮れて、牡丹の花のようになるからという説。

②イノシシの肉を大きな皿に並べると、鮮やかな肉の彩りが、まるで牡丹の花のように見えるからという説。（旅館提供の4人前の写真）

③「獅子に牡丹」という言葉があります。動物の王である獅子と花の王である牡丹を配した豪華な図、そこから転じて「取り合わせのいいもの」というたとえです。
この「しし」をイノシシの「しし」と言うことで、イノシシ鍋を牡丹鍋というようになったと言う説。

いずれにせよ、語源には諸説あると言うことで、どれが正しいのかわかりませんね。