メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

兵庫県南部の島

近欲 

2021年09月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

「近欲」(ちかよく)と言う言葉がある。私が農業を兼業で見よう見まねで始めた時に、稲を植えるのに肥料が必要と思って、人より多収をあげようと思って稲作暦より多量に施肥した。
肥料が効いて大きな稲になった。ところが収穫時になっても黄金色に稲が変わらず、しまいに倒伏してしまった。近隣の農家の方は「近欲はあかんで」と教えてくれた。
稲作暦とか農協の指示書で施肥して、適期にそれなりのことをしていけば人並みの収量は得られるのを学んだのだ。


今日のネットの中に、

【財源不足などにより日本の研究環境が悪化する中で、産業競争力にも直結する応用分野のトップ研究者らの中国移籍は、日本からの「頭脳流出」を象徴する事例】・・・と言うのが出ていた。

日本経済は「金儲け」が大切で、国内でのモノづくりより、東南アジアの人々の安い賃金でそれなりの品質の優良な製品つくりをされている。それはそれでよいとしても、良い製品を作り出す技術、画期的な研究、従業員の教育、それなりの研究施設等はどうなっているのだろうか。

中国はものすごい人口を抱えて、日本に一人の天才がいると仮定したとして、中国では14倍の天才がいるという世界である。製造業での革新も進めているし、金儲けのためにはかなりの研究費を出している。
日本のトップ研究者が中国で研究しようと考えるのは当然だ。研究論文なんかはすでに日本は劣化が激しい。

こんどの1万円札の渋沢栄一の大河番組が放映されているが、私は見たことがないが、日本の資本主義社会の創始者のひとりではなかっただろうか。
金儲けも大切だけれど、〇〇〇も大切だ、と考えられていたとも聞いた。

近欲で右往左往されている日本の政治も見直す必要があるのかも。せめて1年後の日本の姿くらいは、議論してほしいものだが。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR





上部へ