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ニャンコ座リポート
ヴェルサイユのいばら (7/1)
2021年07月01日
テーマ:テーマ無し
新型コロナウィルスの猛威に対し、私の価値観でやれる努力をし、みんなが早く自由な日々に戻れるよう、願っています。ワクチン接種した部分が少し治りがけの変色が残っているのと、強くつまんだら少し痛い程度です。多くの人が痛みを心配していますが、小学生の時のインフルエンザのワクチンで、腕が腫れ上がって痛かった経験が普通だと思っていたので、みんな気にし過ぎだよという思いがあります。
とうとう2021年も後半に突入してしまいました。ついこの間、お正月だったような気がするのにね。
私のウォーキングコース沿いには、今ノイバラが咲き乱れています。一季咲、一重の良い香りがする可憐な野ばらです。ほとんど白ですが、淡いピンクのもあります。Hidenr?slein Stra?eです。歩きながら、
Sah ein Knab' ein R?slein stehn,
(ザーアインクナプアインルースラインシテーン)
R?slein auf der Heiden,
(ルースラインアウフデアハーイデン)・・・と、シューベルトの方を歌っています(ウェルナーのは好きですが、歩きにくい)。「野ばら」のバラは、いったいどんなばらなんだろうと。だってさ、「紅匂う」だよ。赤いから、このノイバラとは違うんだと思いきや、この「野ばら」は、詩を書いたゲーテによる、恋に落ちた女性のメタファーなんだそうです。そうだよね。だから、手折ることもできるんだね。ノイバラは、痛くて手折れません。
聖子ちゃんの「野ばらのエチュード」という歌がありますが(トゥルリラ、鼓笛隊だったかな?でやらせたわ)、こちらは作詞の松本隆によると、野ばらの花言葉は”痛みからの回復”という意味があり、要するに”恋の痛みから立ち直るための練習曲”なんだそうです。
ノイバラが「野のいばら」なのか「のい・バラ」なのかわからないでいたのですが、野ばらはノイバラの別名で、原種は北半球にのみ自生し、ほとんどは一季咲き性の低木、灌木かつるばらが定義。では「薔薇(ばら)」と「茨(いばら)」の関係を調べると、自生している野ばらを指して「いばら」ということもあります。とげのある植物の意味でもあるようです。キリストが十字架にかけられた時にかぶせられたのは、荊(いばら)の冠。また、受難のたとえを「荊冠」(けいかん)と呼ぶそうです。
それにしても、バラのことを「いばら」ではなく「ばら」と呼ぶようになって良かったです。だってそのままだったらば「ベルサイユのいばら」になってしまいますものね。何だかしっくりしません。
私はバラを育てるのがひどく下手で、母が残してくれたばらも年々先細りして、いつかなくなってしまうんじゃないかとあきらめていました。でも一念発起で盛大に草取りをしたら、何となく息を吹き返してくれているような気がします。同じく「モーツァルト」も心入れ替えて、がんばってみます。そんな中、相性合ったのが「バレリーナ」です。
コースで見つけた不思議な花、どう見ても野生カスミソウです。
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