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兵庫県南部の島

桜もお終いか 

2021年04月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

満開の桜ももうすぐお終いか。
今日は畑への行き返りに車の窓から、桜の花びらが入ってきた。
中学校の国語の授業で暗記さされた詩があり、少しは覚えていた。

「甃のうへ」  三好達治
 あはれ花びらながれ  をみなごに花びらながれ
 をみなごしめやかに語らひあゆみ
 うららかの跫音空にながれ をりふしに瞳をあげて  
 翳りなきみ寺の春をすぎゆくなり
 み寺の甍みどりにうるほひ  廂々しに 風鐸のすがたしづかなれば
 ひとりなる  わが身の影をあゆまする甃のうへ


今は静かなお寺も少なくなり、参拝者と言うより観光客が列をなすような時代だ。
60年前の私が高校時代には、奈良の大きなお寺でも静かな時があった。
金堂や五重塔を眺めながらの回廊を回ると、どこからか花弁が舞い降りてくる風景にも出会った。

小川の土手に咲いていた桜の木の下に座ってお茶を飲んでいたら、コップに花弁が落ちてきたこともあった。
懐かしい春の思い出だ。



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