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たかが一人、されど一人

名誉の問題 

2021年03月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 日本ではごく当たり前のように使われる言葉に「普遍的価値感」がある。ずっと違和感があったのでwikiで調べてみた。案の定難しい問題で、敢えて規定すると「具体的には自由や平等、平和」に尽きるようだ。報道は政府が主張する普遍的価値を使用する際に次のように注釈を付すことが多い。即ち(自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済)に基づくとしている。自由はどんな個性の持ち主にも理解できるが、民主主義以下は果たして多くの人が得心するかどうか大いに疑問だ。何故ならばこれらは全て社会制度、即ち社会の仕組みだから、時が変われば変化する可能性が高い。政権が普遍的価値感を平気で使っている国は世界広しといえど日本ぐらいだろう。今週は世界最強と極めて個性的なアメリカと、経済的にも軍事的にもアメリカに追いつく勢いを見せている全く異なる個性を持つ中国の外交責任者がアメリカで対面して、互いに相手を誹謗して激論になった。たまたま週末のイベントだったので、来週になっていろいろな論評が出るのが楽しみだ。今のところは中国がアメリカの作戦に嵌められたとするのが、日本評論家の一般的見方のようだ。兎に角アメリカの新政権は、国内から中国になめられたと思われるわけにはいかぬのだから仕方ない。日本政府はアメリカ新政権のご期待に応えて立派にその役割は果たした。そのご褒美が何であったか分からぬが、国民に対しては同盟関係が一層強化されたと宣伝している。その無邪気さは良しとしても、アメリカをますますつけあがらせる結果になりはしないだろうか。中国外務省報道官は、日米が中国を名指しで批判する共同声明を発表したことに絡み、日本を「自ら進んで米国の顔色をうかがい、戦略的属国になっている」と非難。日米に対し「内政干渉をやめるよう強く求める」と語った。この発言を受けて日本の加藤勝信官房長官は昨日「全く受け入れられない」と反論すると同時に正式に抗議したとのこと。当然のことではあるが、アメリカの属国についてはこのブログで何度も使ってきたセリフだ。中国に正式抗議するなら、もっと具体的なことを示して抗議してもらいたいが、下手なことを言えば何倍もの具体的事例が反論されるだけになりかねない。アメリカにしてもアラスカで行われた外交トップ同士の会談でアメリカ国民を納得させることに成功したかどうか、不安が残っているに違いないし、中国側もアメリカに嵌められたとは思っていないだろう。米中にとっては、最初から今週はジャブの応酬と見てたはずで、これから長い折衝が始まることになる。残念ながら日本だけが、米中の新しい折衝の始まりで、いきなり修復し難いほど国家の尊厳を傷つけられた事実が残った。

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