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ニャンコ座リポート

捨てられる余裕 (3/20 春分の日で地下鉄サリンのあった日) 

2021年03月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 医療・介護等々、最前線で働いている皆さんに感謝し、さらなる負担をかけないよう努力します。
 あちこち感染者が増えているのは、ゆるみばかりではなく、おそらく変異種のせいなんでしょうね。ワクチンがどれほど効果あるのか。オリンピックなんて、やって良いんでしょうか。 チクチク注文が次々に来るし、運動しなきゃならないし、練習抱え込んでいる曲(ヴォイトレ用ソロ数曲とデュエット、月末のゼンザーズ用4曲)はいっぱいあって、なかなか読書に回す時間がつくれません。ネリと桜木紫乃さんはすごい、全部読もうと意気込んだのに、ネリに大差を付けられています。
 最新作だと思って借りた「家族じまい」ですが(すでに「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」が出た)、とても面白く読みました。一見、5人の女性の名前がタイトルになっている短編に見えます。しかし、それはぜ〜んぶつながっています。「ホテル・ローヤル」みたいに映画化するなら、主人公は「智代」です。「智代」は彼女自身の夫婦のこと。「陽紅」は、智代の夫の弟と結婚する30歳も若い女性。「乃理」は智代の妹。「紀和」は、智代の老いた両親が乗ったフェリーでサックスを吹くミュージシャン。そして「登美子」は智代の母サトミのお姉さん。 小説書く人ってのは、やっぱりすごいね。読むとその感覚、あるあると感じることが多いのですが、思ったそばから忘れて行くので、文字にすることなど一生ないなぁ。そこが凡人との違いなんですね。
 「登美子」が最後だから印象深かったのもあるでしょうが、こんなくだりがありました。
 人間関係は勝ち負けで自分の気持ちを落ち着けるしか術がない。捨てる側の方が余裕がない。捨てることに大きな意味を持たせ罪悪感に蓋をする。捨ててもらうことで「勝ち」を得る。対等なんて、双方の無理が生む幻みたいなもの。
 なるほど、思い当たります。些細な事なのですが、最近そんなことがありました。1つの友達関係が終わりました。私は多少の付きあいにくさを感じていただけなのですが、お別れしましょうと言われて、正直びっくりしました。恋人や夫婦じゃあるまいし、そこまではっきりさせなくても・・・と思ったんだけど、私は私で勝ったつもりになっているのかもしれません。息子がいつか、捨ててもらうことで「勝ち」を得る境地に至れると良いのだけれど。
 それにしても、作家と言うものは、すべてが自分の体験ではないだろうに、自分のようにわかっている。ということはよ、周囲にいる人間を観察してるんでしょうね。
 昨夜は、京都の大好きな友達の、ライヴ配信見ました。すてきでした。昨日のブログに、良いコメントを2ついただけました。紹介したくてMore?に入れたので、ぜひ読んで下さい。


ニャンカイさんお久しぶりです 毎年のなべさんの命日になべさんを偲んでの書き込み嬉しく思います なべさんのツイログでなべさんのご逝去を知ってから10年の月日が流れました なべさんの辛味の強い筆致のブログは閉鎖されて二度と閲覧することはできませんが懐かしく思い出されます ニャンカイさんのブログもなべさん同様辛口の文章が踊って小気味よさを感じます ニャンカイさんのブログをなべさんを通じて知ってから朝のアップが待ちきれず何回もにゃんこ座リポートを開いたり閉じたりしています ニャンカイさんの難病を抱えながら息子さんの事やお孫さんの事などを慮りながらも健気に頑張っている姿勢にいつも感銘を覚えたり時には切なくて涙することもあります 私は今年喜寿を迎える老人ですがいつも貴女様のブログに励まされています 長々と取り留めのない乱文で申し訳有りません

ニャンカイさん嗚呼、そうですね。もう10年も経つんですね。 東日本大震災の様子を知って直ぐに亡くなられたのでした。10年前のあの時、突然の訃報に、職場の廊下でニャンカイさんとお昼休みの電話で泣いたのを今でもありありと覚えています。
掲載のこの三句を見ても、俳句とはこのように省略とそして力強さがなくてはいけないのだと思いました。ツイログ、というので検索できるのですね。 俳句をするようになり7年経ちましたがきっと、私の句をみて、それがどうしたさのよいよいと仰る事でしょう。
そして返す返すも終ぞなべさんと会う、という行動に出なかったことが悔やまれてなりません。お会いしたかった。 毎年きちんと悼んでくださるニャンカイさん。 心から敬意を表したいです。
三月の忌日を分かつ友の居り かま猫

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