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“完全犯罪”と言われた事件を描く「私は確信する」 

2021年03月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


ある日を境に、急に妻が失踪してしまった事件・・・・と言えば、アメリカの映画「ゴーンガール」を思い出す。こちらは、フランスの「ヴィギエ事件」。三人の子どもを残して38歳の妻が忽然と姿を消した。妻の殺害を疑われたのは、大学教授である夫のジャック。フランスでは有名な事件で、映画化したアントワーヌ・ランボー監督の「私は確信する」は、本国で40万人を動員した大ヒット作品だという。シングルマザーのノラは、息子の家庭教師にきていた女性がこの事件の娘であることから、事件に興味を持つ。調べていくうちに、犯人は夫のジャックではなく別にいることを確信する。ジャックの弁護士と共に、事件の糾明に立ち上がる。このノラの事件に対する集中力が魅せる。250時間の“電話の通話記録”のテープを渡され、そこからポイントを書き写すことを依頼される。ノラは仕事もそっちのけで事件と心中するかのごとく時間をかけ我を忘れて、のめりこんでいく。ぼくも犯罪にかんする読み物や映画が大好きなので、この映画の犯罪へののめり込み方はとても参考になった。さらに新たな実録犯罪映画を観たいと思った。「私は確信する」は、まだ完全には事件の解決として終わったとは言えないので、新たな進展があったときは、ぜひ続編を作成してほしい。ところで、この事件を元になぜランボー監督は作品にしたいと思ったのか。監督はこのように述べている。「僕はもともと新聞の三面記事や軽犯罪に興味があったのですが、友人からこのヴィギエ事件の裁判のことを聞き、傍聴に行ったのがきっかけです。」「初めて裁判所に入り、刑事裁判を目撃してわかったのは、自分が自国の司法についてほとんど何も知らないということでした。」「ともかく、フランスの裁判映画を作りたい、フランスの司法がどのようなものか、そこで論じられる正義について語りたいと思ったのです」事件は、ヒッチコックの完全犯罪を狙ったとマスコミに書かれたようだが、監督はヒッチコックの「裏窓」に関してはこのように述べている。「ノラのキャラクターはいわば『裏窓』の主人公です。彼女は傍聴席で観客として無力に、目の前のドラマを見ている。『裏窓』でジェームズ・スチュアート扮するギブスをはめた主人公が、窓から近所の人を眺めているように。そして我々観客は、そんな彼らを眺める。」 

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