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たかが一人、されど一人

新鮮味 

2021年02月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 昨年くらいまでは毎晩のように観ていた気もするが最近観る気が段々しなくなってきたテレビ番組の一つにBS・TBS「報道1930」がある。司会やレギュラー出演の解説者堤伸輔氏に不満は無いが、ゲスト出演者が同じようなメンバーで面白みが薄れ始めた。1時間15分番組ではあるが、最近は半分観れば良い方で30分位で切り上げ、寒さしのぎに早めに風呂に入って早寝してしまうことが多い。ところが昨日は珍しく居眠りもせず最後まできっちり観てしまった。偏にゲストが珍しい人物だったからだ。普段は政治色を考慮してだろう、ゲストを与党系と野党系の複数人たてるので結局何を言いたいかはっきりしなくなる。これが番組をつまらなくしている。昨日はゲストは二人だったが、一人はお笑い芸人でもあるパトリック・ハーラン氏で、彼は金曜日の準レギュラー解説者でもあるのでゲストは実質一人だったとも言える。それが前駐米大使の杉山晋輔氏だった。これまでも元中米大使は何人もゲストで出演はしているが、誰もが余りはっきりした事実は話したがらない。杉山氏もこれからテレビ出演の機会が増えてそうなるかもしれぬが、少なくとも昨日は違っていた。氏は2018年1月末に駐米大使に就任、トランプ大統領に信任状を奉呈、先月のバイデン大統領就任式に出席した後に帰国、2週間の隔離期間終了後、やっと娑婆に出たばかりとのこと。何度も観ている元駐米大使の爺さんたちとはかなり異なり、物言いがはっきりしている。多分スタジオ番組初出演ということで念入りな打ち合わせや準備をしては来たのだろう。それにしても声が若々しい。経歴を見ると未だ67歳かそこらで東大卒でもない。トランプ氏に可愛がられたこともあり、トランプ政権の内幕やホワイトハウスに関する情報をだいぶ踏み込んで話したと思う。特に日本大使館と大使公邸についても知らない話を沢山聞くことができた。なんでも日本大使館は1974年、時の首相田中角栄氏が溜まりすぎたドルを消費することを目的に、それまでの大使館をまるごと手放して新たに広い土地を購入して新築したもので、ワシントンでも最も贅沢と評判が高いとのこと。要人を招待することを職業とする大使にとってこんなにありがたい事はなかっただろう。アメリカの社会やコロナ化についても、相当はっきりした見解を述べていた。アメリカ社会には社会から見捨てられて生きている人が多すぎて、コロナの死亡者数も45万人を超えたと公表されているが、実際は50万人を超えているだろうとか、大使がここまで言うかと思う発言が結構あった。彼はそれでも入念に準備したらしく、信任状を放送することは事前に許可を受けてきたと言っていた。ことからすれば話す内容も神経は使ったと思うが、それでも視聴者からするとかなり新鮮であったのは事実だ。現役時代にあるテレビ局の編成課長が「スタジオ番組の命は新鮮さですね」と思い出すような構成だったと言える。

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