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監督を支えたい、頑張ろうと現場が集結「すばらしき世界」 

2021年02月17日 外部ブログ記事
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「すばらしき世界」 2021年 日本 人生のほとんどを刑務所で生活してきた男が、出所したのは44歳のときだった。「社会に出たら、二度とこういうところに来ないよう頑張ってもらいたい」というテレビや映画でもおなじみのセリフを保安課長から投げかけられ、男は8年半ぶりに外の世界に触れる。その実在した人物をモデルに描いた左木隆三の小説「身分帳」を映画化したのが西川美和(にしかわ・みわ)監督の「すばらしき世界」。映画より先に原作を読みだしていて、原作の「身分帳」を読み終わってから、観に行こうと思っていたのだが、読み終えるまで待てなくて映画を観てしまった。淡いグリーンの背景色が綺麗で、三上を演じた役所広司も表情が良くイレズミも効いていて、映画のポスターがとてもよく仕上がっている。西川美和作品と聞くと、どうしても期待感が大きくなってくる。西川美和監督の作品で大好きな映画がディア・ドクター(2009年)。この映画には、笑福亭鶴瓶の初主演とは思えない天才的な名演技と共に、物語が捕まえようのない奇妙な空気に包まれていて、忘れ難い面白さだった。期待感が大きくなりすぎて、「すばらしき世界」はつまらない作品ではなかったものの、しっくりこないラストのまとめ方と共に少々、物足りなさを感じてしまった。左木隆三の小説の中には主人公が刑務所にはいっているときに、同じ受刑者の自慢話しに腹をたてて、洗面器にくみ取った自己の糞尿を相手の身体にかけた事件をおこしている。また、別の日に同様に看守にも糞尿をかけている。「俺はハイハイと看守の言いなりになる囚人とは違う。徹底的にマークされて弾圧を受け、反抗すれば多勢に無勢でリンチにかけられる。孤立無援の受刑者としては、最も効果的な方法で仕返しするしかなか」と、説明している。そこを映画ではどのように描くかと期待していたら、その場面はなかった。個人的には入れてほしかった場面だ。映画の初日の舞台挨拶がニュース記事になっていて、その中での主役の役所広司の挨拶が面白い。「佐木さん(原作者の佐木隆三)の男性的な目線で語る物語が、西川監督の目線で脚色され演出されて見事な化学反応を起こして、温かくも美しい作品になりました」。初タッグとなる西川美和監督については「なにせ美人ですからね、現場の男たちは皆大好きです。」と会場を笑わせつつ「ときに大丈夫かな?と思わせるところがあって、そうすると皆が監督を支えたい、頑張ろうと思わされる。それは素晴らしい才能のひとつです」とほほ笑んだとのこと。参照:【レポート】『すばらしき世界』初日舞台挨拶で役所広司、西川美和監督に感謝「西川組は本当にすばらしいチーム」 

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