メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

楽しい晩年

時を小さく刻んで老人欝から脱する 

2020年11月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:思うこと

吉本隆明が繰り返していってきたことだが、この歳になってようやくわかった。
「老人が欝から脱するには時を刻むこと」だと。

吉本は特に書いていないが、老人の生活には剪定がある。
一つは、明日死ぬかもしれないこと
もう一つは、社会的義務がほとんどないこと(仕事がないと言い換えてもよい)

この前提を若者に当てはめれば、辛い条件であることが分かる。
そうだろう。職がなく、末期の病に侵されていたら、生きて行くのは大変だ。

じゃあ老人はどうするか。長い周期の目的などもたず瞬間を生きていればよい。幸も不幸も瞬間瞬間に完結させてゆく。
美味しかった瞬間があればそれでいい、いい景色を見たらそれでいい、嫌なことを言われたら、腹が立つと一瞬思えばいい。

これは禅の極意と通じそうだが、いいことも悪いことも続かないという認識を持てればそれでいい。

ここまで書いたら岡本太郎の言葉も思い出した。彼は言う「瞬間瞬間、感動し、瞬間瞬間忘れてしまう」。

老人にはそれができる。

ちなみに吉本は「老人は心身ともに慢性的な欝病だ」といっているが、私は全然そう思わない。死の不安や心身の不調はあるけれどそれを受け入れてしまえば、結構快適だ。
・・・・・・・・・・

・今日は午後から俳句研究会、そのあとジムで卓球など、サイゼリアの料理を食べつくす2夜。今日はパイエリアをメインに。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR







上部へ