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たかが一人、されど一人

理念と理想 

2020年10月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 長い人生を通して集団のリーダーになった経験は、家庭を除けばほんの僅かしか無い。25年在籍した小さな広告会社で約7年強の間、支社長というという職責に着いただけである。しかもこの支社長、前任は役員であったが、何故か役員にはしてもらえなかった。そんなことは別に構わないが、管理職となれば約40人弱のそれぞれ職種が異なる人物を見る必要に迫られ、戸惑い覚えたものだ。それまではずっと営業職一本槍の若造(39歳)で、敢えて自らチョット優れているかな思えることは酒の飲み方が上手いことだったかもしれぬ。酒には特に強くはないが、毎晩結構飲み続けていて客の前で乱れたことがないように記憶している。支社には当然先輩も何人か居て、その中の一人(女性)が所謂総務関係(経理と人事)を仕切っていた。支社長には営業だけ見させておけ、と東京の社長からの指示があったのかもしれぬ。しかし2頭政治は社員の士気にも関わりそうなので、彼女に頭を下げて「経理に関して口は出さないつもりだが、多少人事とも関係するかもしれぬ会社として有り方については協力してくれ。」と頼んだ。まだパソコンも無い時代のことだ。頼んだことは唯一つ、これから毎日朝9時に全員ミーティングを開き、社員が日替わりで一言ずつ(長くても構わないが2分か3分、できれば5分以内くらいで)何でも好きなことを言う時間を設けたい。この申し出に対して彼女は反対できなかった。その後7年の間に彼女の部下として新規に採用した女子社員は支社で決めさせてもらったように記憶している。まだ40歳にならない支社長にしては出来すぎだったとも思うが、小生自身も管理職の管理が何か、分かっていなかったのも事実。そこで友人に依頼してある製薬会社の経営コンサルタントをしていた先生を紹介してもらってマネージメントの勉強に励んだ。長い指導を受けたが、要約すれば簡単なことだ。企業の最終目標は環境の変化に応じて生存し続けることにあり、リーダーの仕事は、1.年間、中期、長期ごとに高い目標を掲げること2.そこに向けてヒト・モノ・カネ・情報とされる経営資源を集中投下しなければならない。3.そのためには構成員全員に目標を理解させること4.これを反映する予算を編成して毎月結果を確認の上必ず原因分析を繰り返していくことの4点に尽きる。グループごとの会議は色々あっただろうが、支社の会議は月1回の原因分析会議のみ。これを今思い出すと、何も中小企業に限った話ではない。政府だって同じことだ。リーダーが掲げた目標が前任者の政策を踏襲では、新しいリーダーの資格があるとはどう見ても言えない。大目標無くして中間管理職の大臣に細かい指示を出し、更にはその下の幕僚(官僚)人事にまで秘密警察みたい手法を駆使して介入したのでは清新な力が湧く筈もあるまい。

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